小橋 昭彦 2001年11月6日

 聖徳太子の笏について調べていて、ひとつ連想したのが木簡だった。古来、さまざまなメモを書きつけた木片。かつての人が自分で書きとめたものを今読むことができるのだから、過去から未来への伝言といってもいい。 地中から掘り出され […]

小橋 昭彦 2001年11月5日

 泊まったホテルでなにげなくつけたテレビで、近々放映するという聖徳太子番組の宣伝をしていた。荷物を片付けながら見ていて、ふと、彼が手にしていた長い木片は何といったか気になる。 調べてみると、それは「笏(しゃく)」という。 […]

小橋 昭彦 2001年11月1日

 昨日、公衆電話から携帯電話への流れをコラムにしつつ、携帯電話は日本人の時間感覚をすこし変えただろうか、と考えていた。以前なら何時何分にどこって厳密に決めていた待ち合わせが、最近は何時ごろにどこそこのあたりでと、おおまか […]

小橋 昭彦 2001年10月31日

 携帯電話の普及で、公衆電話の台数はピークだった1984年の約94万台から急減、現在は全国で約71万台という。 公衆電話が日本に初めて登場したのが1900年のこと。今は別の意味あいで重い日となった、9月11日だ。場所は新 […]

小橋 昭彦 2001年10月30日

 ありもしないことを見たと主張する人。ウソをついているつもりじゃなく、真実そうだと信じているらしい。めったにない誤解だろうか。 たとえばディズニーランドに遊びに行った100人のうち30人から40人が「バッグス・バニーに会 […]

小橋 昭彦 2001年10月29日

 理系は苦手っていうひとが多い気がする。だけど半年ほど前にコラムに関連して行った投票では、小学校時代に好きだった教科は、「算数」っていう人が多くって、「理科」という人がそれに続いていた。 たしかに、文系に進んだぼくだって […]

小橋 昭彦 2001年10月26日

 水中に電波は通らない。だから超音波による探索が重宝される。ソナーだけで敵艦の情報を探る潜水艦内での息づまるような瞬間。それを知っているような気になるのは、小説あるいはコミックスの影響だろうか。 潜水艦の探知に超音波が利 […]

小橋 昭彦 2001年10月26日

 日々銀座を行き交う多くの人の、何人が「銀座発祥の地」の碑に気づいていることだろう。銀座という地名は、江戸幕府が銀貨鋳造所を置いたことに由来する。1612年になる前は、銀座は駿府(今の静岡市)にあった。 銀座があれば金座 […]

小橋 昭彦 2001年10月18日

 あいかわらず数字にこだわっている。ラッキーセブンはいいとして、日本での聖数といえば八。末広がりだからというのは漢字伝来以後の理屈であり、八百万神(ヤオヨロヅノカミ)やヤマタノオロチにみられるように、それ以前から神話など […]

小橋 昭彦 2001年10月17日

 昨日「777」をとりあげ、そもそもなぜラッキーナンバーが7なのだ、と気になった。フランクリン・ローズベルトは金に対するドルの上げ幅を決めるとき、7の3倍でラッキーナンバーだからということで21セントに決めたという話もあ […]

777

小橋 昭彦 2001年10月16日

 メールマガジンは今回がちょうど777号目。これって、パチンコファンにとって嬉しい数字なのではないだろうか。そんなわけで、テーマはパチンコに決めた。 もっとも、ぼく自身はパチンコをしない。そもそも777が嬉しいのはなぜな […]

小橋 昭彦 2001年10月10日

 左ヒラメ右カレイ。ヒラメやカレイは両眼が頭の右側もしくは左側に寄っていることで知られている。もっとも、彼らとて生まれたときからそうなのではなく、孵化してから水中に浮遊している間は両側に一個ずつついていて、左右対称になっ […]