2つの言語習得理論 小橋 昭彦 2017年4月20日 (1)チョムスキーの普遍文法 言語の基礎はすべての子どもが生まれながらに持っている一連の規則であり、この規則から文法に合致した分が作り出される。 (2)用法に基づく学習 子どもたちは他人が何を考えているかを […]
長髪の物理学 小橋 昭彦 2014年5月31日 物理学の延長で、アニメのリアリティが増していく。 ある研究チームが一束の巻き毛の物理学を解きほぐし,結果をPhysical Review Letters誌に発表した。「自然な巻き毛の完全な3次元形状を記述したのはこれが初 […]
ダマジカのレックにおける活動 小橋 昭彦 2014年5月31日 ダマジカには、雄ジカが集まって、互いに縄張りを主張して雌を奪い合う「レック」と呼ばれる場所がある。 最近の研究で、そこで雄は、他の雄の鳴き声から疲労度を判断しているということが分かったという。 Rest of the d […]
年代測定の方法 小橋 昭彦 2014年5月11日 放射性同位体を用いる年代測定の方法。ときどき混乱するので、メモ。 たとえば、サマリウム147がネオジム143に崩壊することを用いるとする。同じ岩石中にネオジム144という安定な同位体がある。これらをもとにする。 試料はそ […]
ヒトが長寿になったわけ 小橋 昭彦 2014年5月11日 NHKスペシャルに『病の起源』というのがあったけれど、これは現代の動脈硬化の起源を示すもの。 人類が長寿になった原因は、近代化に伴う衛生要因の向上だけではなく、もっと古代から獲得していたという研究。 具体的には、APOE […]
一方通行の音 小橋 昭彦 2014年5月11日 音を届ける方向を絞る技術は実用化されているけど、なるほど、マジックミラーの音版は案外難しいのか? ここに「時間反転対称性」がからんでくるのがおもしろい。 テキサス大学オースティン校の電気工学者アル(Andrea Alù) […]
脳の中で起こる遺伝子ジャンプ 小橋 昭彦 2012年5月8日 日経サイエンス掲載の「ジャンピング遺伝子」の話が面白い。 一卵性双生児なら遺伝子が同じで,生育環境も同じなら個性も似てくるように思えるが,なぜ違いが生まれるのか? 近年,注目されているのは“ジャンプする遺伝子”だ。この遺 […]
笑顔はいつ幸福の象徴になったのか 小橋 昭彦 2012年5月8日 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビューの幸福の戦略特集では、ピーターN.スターンズの「幸福の歴史」もおもしろい。 幸福イコール笑顔がステレオタイプになったのはいつか。19世紀になると、一転して幸福を求める態度が一 […]
日本語は速い言葉だけど、多く情報を伝えるわけではない 小橋 昭彦 2012年5月7日 日本語って、1秒あたりの音節数でいえば、スペイン語と並んで多く、「速い」言葉だったんですね。一方で、遅い言葉としては中国語。
盲腸は善玉菌の「野生の楽園」? 小橋 昭彦 2012年5月6日 盲腸って、役に立たないことの象徴のように言われる。 でも、だったらなぜ退化して失われてしまわないのか、という疑問。最近の研究で、もしかすると腸内の善玉菌の宝庫となっていて、コレラなどの病原菌から体を守るときの役に立ってい […]
幸福度を測定する 小橋 昭彦 2012年5月5日 ハーバード大学の学生Matthew Killingsworth による幸福度研究。 「Track Your Happiness」がそのサイトだけど、携帯で「今幸せ?」と尋ねて回答をもらう方法。通常、こうした主観的な回答は […]
イースタリンの逆説 小橋 昭彦 2012年5月5日 最近は幸福についての議論が盛ん。当サイトで類似の話題をとりあげたのは何年前だったかな。 しあわせですか コラムにしたのは8年ほど前のことか。それ以後も、気になってなんどかとりあげている。「NIMBYと幸福感」「豊かになっ […]