物理学の延長で、アニメのリアリティが増していく。
ある研究チームが一束の巻き毛の物理学を解きほぐし,結果をPhysical Review Letters誌に発表した。「自然な巻き毛の完全な3次元形状を記述したのはこれが初めてだ」と,論文を共著したマサチューセッツ工科大学の機械工学および土木・環境工学の助教ライス(Pedro Reis)はいう。「何しろ巻き毛の幾何学形状は著しく非線形,つまり複雑なのだから」。
あれは95年頃だったか。CG関連の展示会に行くと、SGIだったかの高性能コンピュータで、煙や水のパターンの演算デモをやっていた記憶があるが、その後、アニメーションのCG化がどんどん進んでいった。
鳥の群れモデルなどもそう。今後、アニメの「巻き毛」を気にしつつ見てみようか。
著者 Pedro Reis が公開している巻き毛モデルの動画。