大局将棋 小橋 昭彦 2001年2月15日 将棋にもさまざまある。世界に目を向ければ、三大将棋としてあげられるのが日本の将棋と中国の象棋、西洋のチェス。駒に文字が書かれた将棋や象棋、形で見分けるチェス。升目の中に駒を置く将棋やチェス、線上を動かす象棋。形は違うけ […]
ライデンフロスト 小橋 昭彦 2001年2月14日 石油ストーブにやかんをかける。こぼれた水滴が、しばらく熱くなった天板の上で転げている。すぐには蒸発しない。ああ、ライデンフロスト効果だ、なんて眺めている。 そんな、科学を身近に感じる機会が減ってきたと最近思う。団地暮ら […]
小太り遺伝子 小橋 昭彦 2001年2月13日 肥満に関係する遺伝子が見つかり「肥満遺伝子」と話題になったのは1994年のこと。この表現から勘違いされることが多いが、肥満を起こす遺伝子ではなく、本来は肥満を防いでいる。それが損傷することで、肥満を抑制するレプチンと呼 […]
すごろく 小橋 昭彦 2001年2月9日 すごろくには盤すごろくと絵すごろく、ふたつの系統がある。盤すごろくの歴史は古く、古代メソポタミアや古代エジプトでも遊ばれていた。ツタンカーメンの副葬品にも「セネト」と呼ばれる遊戯盤がおさめられている。18歳で死去したと […]
オーロラ 小橋 昭彦 2001年2月8日 遠近効果で、写真では山の頂にさえ届きそうに見えるオーロラだけれど、その下のヘリの高さはおよそ100キロメートル。ジャンボ・ジェット機の飛ぶ高さが10キロだから、オーロラははるかに高い。スペース・シャトルがその中を通るこ […]
行司 小橋 昭彦 2001年2月7日 大相撲の取り組みを主導する行司だが、その仕事は土俵外でも番付書きから場内アナウンスまで幅広い。現在、定員は45名、定年は65歳と決まっている。 実力で番付が決まる力士と違って、ほぼ年功序列の世界。幕下以下から、十両格、 […]
茶の伝播 小橋 昭彦 2001年2月6日 抹茶、緑茶、紅茶とお茶にはさまざまあるけれど、いずれもルーツは中国。チャ樹の原産は雲南省だとされる。ただ、文化として育っていったのは武陵山(ぶりょうざん)と考える方がいいようだ。 茶はもともとは食用にされていたと考えら […]
そろばん 小橋 昭彦 2001年2月5日 京都の北野天満宮では、年始のそろばんのはじき初めが恒例行事となっている。2001年は長さ5.5メートル、珠(たま)の数2000個という世界一の長尺そろばんが奉納された(朝日1月6日)。 そろばんにはどこか東洋のものとい […]
腕時計 小橋 昭彦 2001年1月31日 腕時計のもととなる機械式の時計がいつできたか、明確ではない。およそ700年から800年前ともいわれている。もちろん、当時はとても持ち運べるようなものではない。携帯できる時計はというと、16世紀はじめ、ピーター・ヘンライ […]
カメムシ 小橋 昭彦 2001年1月30日 先週末の大雪で関東は混乱したそうだけれど、お変わりありませんでしょうか。ふるさとではカメムシが大量発生する年は大雪になる、という言い伝えがあり、5年ばかり前の豪雪の年は、確かにカメムシの多い秋でした。今年の関東はどうだ […]
ヘビ 小橋 昭彦 2001年1月29日 トラ、と自分のことを言うからお父さんはと聞くと、ヘビ、ともうすぐ3歳の息子。そう、今年は年男なのである。 それにしても、干支の中でもヘビっていうのは表現しにくい。かわいいと思う人より、好きでない人のほうが多いのではない […]
凧 小橋 昭彦 2001年1月26日 1月も終わろうというのにどうかと思わないでもないけれど、凧の話。まあ正月に凧というのは江戸時代からのことらしく、実際、古くから凧揚げの風習がある地方など、各地ではさまざまな時期に凧揚げ行事が行われている。長崎の「ハタ揚 […]