大相撲の取り組みを主導する行司だが、その仕事は土俵外でも番付書きから場内アナウンスまで幅広い。現在、定員は45名、定年は65歳と決まっている。
実力で番付が決まる力士と違って、ほぼ年功序列の世界。幕下以下から、十両格、幕内格、三役格とあがっていって、最高位の立行司まで。行司は江戸時代には5家あったけれど、現在は木村、式守の2家が残っている(日経1月6日)。
かつては両家で力士を呼び上げるときの軍配の握り方が違い、木村家はこぶしが上で「陰」、式守家は指が上で「陽」と呼ばれたが、現在は各自まちまち。
行司は序列によって装束などに違いがあり、軍配の房と衣装の飾り紐の色は幕下以下では青か黒、十両格で青白、幕内格で紅白、三役格で朱、立行司では木村庄之助が紫、式守伊之助が紫白。ほかにも幕下以下は素足だが十両格で足袋を履くようになり、三役格になると足袋に草履を履くなどの違いも。また立行司になると差し違いをしない覚悟で短刀を帯びる。
立行司の木村庄之助、式守伊之助というのは、いわば階級名といえるもの。落語や歌舞伎などの襲名もそうだが、こうした「名」は重い。ふと、企業も襲名制度をとればどうだろうって思う。「課長になる」じゃなく「本日から島耕作になりました」とかね。むしろ政治に向いているかな。第86代伊藤博文、とか。どうせ誰がなっても同じなのなら、せめて重い名前を背負うことで、軽い言動を封じる。
行司について、やはり「日本相撲協会」でしょうね。
今日の没ネタ。顔は、まず口ができて周囲が発達(日経1月7日)。バチカンのサンピエトロ大聖堂、25年に一度開く「聖なる扉」(朝日1月7日)。
「『襲名』ってなんで『名』を『襲う』のだろう?」と時々思ってました。で、今回のネタでまたその疑問がわきかえり、調べてみました。
『襲』の字、龍の衣ですが、龍の衣はもちろん(?)鱗。鱗はそれぞれが重なるように龍の身にまとわれています。で、それが次代へと延々と受け継がれる……って意味になっているそうです。
だから、襲の字には、おそうの他に『かさねる』『つぐ』と読みがあるようです。
つまり、襲名は名を襲うのではなく、名を継ぐことなんですね。
って、皆さん的には常識だったのでしょうか!?
はじめまして
この度、熊本県で特定非営利法人(NPO) 行司を立ち上げました、塘居(トモイ)と申します。
相撲宗家 吉田司家の史実を基に、大変微力では有りますが郷土熊本の発展に少しでも寄与していきたい・・・
そう想い、日々活動しています。
ただ今、サイトを拝見させて頂き、大変興味深く読ませていただいています。
これからも、更新を楽しみにしています。
まずは、ご挨拶まで・・・・・
【 特定非営利活動法人(NPO) 行司 】
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儀式の中断になっておりますが、私たちは、1日も早い復縁をめざし、鋭利努力して行きます。