雑学コラム

小橋 昭彦 2001年9月25日

 8月にこの記事を新聞で見かけ、いつか触れようと思っているうちに米国での同時多発テロがあって、ずいぶんとりあげにくくなった。 朝日新聞8月8日付のその記事には、「中東紛争もイメージの時代?」と見出しがある。イスラエル政府 […]

小橋 昭彦 2001年9月21日

 今年の夏はまたひときわ暑かった。なんだか毎年そんなことを言っているような気がする。環境省の委員会が発表した報告書によると、都心の気温は確かにここ20年で高くなっている。 7月から9月までに30度を超えた延べ時間数を比べ […]

小橋 昭彦 2001年9月20日

 子どもが熱を出して、耳式体温計のお世話になっている。わずか1秒で測れるので大助かり。登場したのが4年ほど前で、便利さから市場は拡大、昨年は170万台を販売したとか。体温計の年間販売数が約700万台だから、4つに1つが耳 […]

小橋 昭彦 2001年9月19日

 日本各地に伝わる山野草や動物を利用した民間療法は3万件ほどにのぼるという。 民間研究家の吉田仁志によると、風邪だけでも580事例あったとか。梅干を黒焼きにして熱湯を注ぎ込むというのはよく知られているけれど、果肉を眉間に […]

小橋 昭彦 2001年9月11日

 どうせならもっとはやくにテーマにしてほしかったと言われるかもしれない。ごめんなさい。この夏、みなさんの日焼け具合はいかがだったでしょうか。 このところの美白ブームもあって、今年は日焼けどめクリームがいっそう活躍したので […]

小橋 昭彦 2001年9月10日

 稲刈りの終わった田を見わたして、ふうと息をつく。このあと稲は乾燥させ、もみすりをし、玄米でなければ米をつき、そうして食卓に届けることになる。 親の手伝いをしてばかりで、全体にはこれまで気をつかっていなかった。それでたず […]

小橋 昭彦 2001年9月4日

 昭和42年に出て、ぼくたちが読み聞かせてもらっていた昔話の本を、古い書棚から引っぱりだして子どもに読んで聞かせる。「かちかち山」だ。 そして、それがひどく残酷な物語であることに今さら気づく。いたずらタヌキはおばあさんを […]

小橋 昭彦 2001年9月3日

 ジョン・フォードの名作『駅馬車』を見返す。その戦闘シーンのスピード感は今も迫力をたもっている。主人公たちを乗せて草原を疾駆するのが馬車なら、先住民たちが山肌を駆けおりて走らせるのもまた馬だ。 それで、ふと先住民たちはい […]

小橋 昭彦 2001年8月31日

 今日は最初に1分ほど時間を。目を閉じて、あるいは紙と鉛筆を手に、あなたなりの妖怪を作っていただけませんか。姿かたちと特徴を決めて、命名もどうぞ。 さて、いかがでしょう。 じつをいうとこれがけっこう難しく、ぼくも頭が堅く […]

小橋 昭彦 2001年8月30日

 山を上へ下へ行く「峠」。雨が下に落ちる「雫(しずく)」。神様に供える「榊(さかき)」。よくできた漢字だと思っていたら、これらは日本でその意味から作り出された和製の漢字、つまりは国字だという。 中国にない事物を表すときや […]

小橋 昭彦 2001年8月28日

 俗な話題をとタイトルから思われたかもしれないけれど、地球を守る話なのである。 げっぷとおならといっても、家畜のそれ。家畜が出すげっぷやおならが原因のメタンガスによる温室効果が、あんがい無視できないのだ。畜産大国ニュージ […]

小橋 昭彦 2001年8月28日

 お盆、ふるさとに帰る。仏壇の前、ご先祖さまにご詠歌を唱えるのが昔からのならわし。オンチでカラオケ嫌いなぼくも、こればかりは木魚や鉦(かね)をたたきつつ、声をあわせる。 ふるさとのご詠歌には西国三十三所がうたわれている。 […]