雑学コラム

小橋 昭彦 2020年4月21日

新型コロナウイルス感染相談の目安に37.5度以上の発熱が4日以上続くという項目がある。 ご存知の通り発熱は感染に対する防御反応だ。ヒトだけでなく、変温動物であるトカゲも、細菌などに感染すると暖かい場所に移動して体温を二度 […]

小橋 昭彦 2020年4月16日

顔を触ることでウイルスを体内に取り込んでしまう危険性が広く知られるようになった。人間は1時間に平均23回顔を触るという。 ソースを調べるとオーストラリアの学生を対象にした講義受講中の観察調査で、2015年に発表されている […]

小橋 昭彦 2020年4月3日

外出の予定が無くなり、家で過ごしているという人も少なくないことだろう。 一刻も早く感染状況が収束に向かってほしいのに、その日はなかなかやってこない。待つ時間は長い。 待つ時間ほど長く感じるのは人の常。かつて「心理的時間」 […]

小橋 昭彦 2020年3月31日

感染拡大防止のため、できるだけ自宅で過ごす。出かけるなら密集を避け、他者との距離は2メートル空ける。いわゆる「社会的距離拡大戦略(ソーシャル・ディスタンシング)」が求められている。 それにしても、外出自粛がこれほどストレ […]

小橋 昭彦 2020年1月5日

成功するためには、成功するまで続けること。 心の片隅にずっとひっかかっていた言葉、松下幸之助氏の言葉という。さすがは世界的企業を育て上げた経営の神様。 あたりまえのようでいて凡人にはできないのが、続けることだ。ぼくが今も […]

小橋 昭彦 2019年6月16日

運動そのものには痩身効果がないという話を前回書いた。そうすると痩せるためにはいわゆるダイエットをするということになる。 過剰な摂取制限は健康を害するにしても、適度なカロリー制限はいのちを伸ばす。 日本人はそれほどではない […]

小橋 昭彦 2019年5月6日

人類より野生のゴリラの方が活動的だなんてなぜ勘違いしていたのだろう。キング・コングのような映画からの刷り込みだろうか。 人類学者のポンツァー氏によると、ゴリラより活動的と思われるチンパンジーでさえ、1日にせいぜい3キロも […]

小橋 昭彦 2019年2月14日

すべては調節されている。タイトルに使った言葉は、生態系について紹介した書籍『セレンゲティ・ルール』の見出しからとった。 この書籍の発見は二つある。 ひとつは見出しに表れている通り、生命のバランスは血糖値のような個体レベル […]

小橋 昭彦 2019年1月27日

近所の空き地にセイタカアワダチソウの黄色い花が目立つようになったのはここ数年のこと。今年の夏はこれまでになく背も高く密集しており、それでかえって、次の季節に植生がどう変わるか楽しみにしている。 というのは近所の野遊び研究 […]

小橋 昭彦 2019年1月16日

オハイオ大学の研究者が、文化を超えて感情を伝える人間の表情は35種類だけという研究結果を発表している。それ以外に特定の文化内でしか伝わらない表情が多くあるということではなく、それでほぼすべてという。 感情と表情については […]

小橋 昭彦 2019年1月12日

ツァイガルニク効果という。人は、完了していない課題ほどよく覚えているという現象のこと。 もととなる実験がされたのは100年近く前だから、古典的理論だ。先に紹介した「不便益」の仲谷善雄教授は、これを最新の観光地アプリ研究で […]

小橋 昭彦 2018年12月28日

 たまたまこの夏、知人から案内を受けて参加したブータンのGNH(国民総幸福量)に関するセミナーで、印象的な言葉に出会った。  ブータンの幸福から日本人が学ぶとすれば、「幸福を感じる心も同時に育てるべき」という指摘だ。幸福 […]