ざつがく・どっと・こむ
ちょっと知的な雑学&トリビア
コラムの記事一覧

植物の眼

2月 25th 2017

芽ではなく、正しく眼の話。植物に視覚があると言われると、野草や木々に囲まれて暮らしている身としては落ち着かない。ここ数年「ものを見る植物」という考え方が浮上してきているという(日経サイエンス2017年3月号)。 チリなど […]

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ソーシャル・ブレイン

1月 7th 2013

ちょうど一年前のコラムで、ダンバー数を紹介した。ひとつの組織として最適な構成員の上限は150人といった形で引用されることが多い。ソーシャル・ネットワークの広がりとともに、聞く機会が増えた言葉だ。 ダンバー数の根拠になって […]

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ぼくたちの地層

7月 31st 2012

地質年代というと、どんなイメージを抱かれるだろう。 たとえばそれは、人為の及ばない長い時間の積み重ね。ぼくにとってはそんなイメージの言葉だったものだから、「人新世」という新たな地質年代を作ろうという話に、驚かされた。 地 […]

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帰りました

1月 7th 2012

帰りました。 そんな言葉が、いちばんに出てきた。 ほんとうに久方ぶりに、コラムを書きたいという気持ちがふつふつとわきあがり、調べてみるとコラムとしての配信はもう3年近くしていないのであり、それではと思いきって、今日1月7 […]

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消える言葉、残る言葉

2月 20th 2009

 父が世を去った。病の再発を知らされてから2年、自宅で療養しつつ、静かにその日を準備してきた。この半年は気道確保のため声を出せなかったから、やりとりはメモ書き。その日その日のちょっとした連絡から、「ありがとう」と感謝を伝 […]

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自然のオーケストラ

12月 24th 2008

 鳥の鳴き声が、周囲の環境によって違ってくるとは発見だった。ライデン大学のスラベッコーン博士が発表した論文によると、シジュウカラは、交通騒音のある都市部では、近隣の森に棲む同じ種と比べて、短く速く高い音程で鳴いていたとい […]

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月とクマムシ

11月 27th 2008

 夜の会議を終えての帰り道、足元の影に気づいて見上げると、ひんやり満月が浮かんでいた。あの月にクレーターを作ったのは天体の衝突だが、現在並みの頻度になったのは約38億年前。ひっきりなしの誕生時からゆるやかに減ったわけでは […]

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誤りを恐れない

10月 30th 2008

 もう一年近く前に出会って、いつかコラムにしたいと思いつつ、書けないできたネタを読み返している。ひとつは心理学の、ひとつは神経科学の研究からの報告。  コロンビア大学ミズーリ校のローラ・キング博士らによる報告は、副題に「 […]

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満員電車で人は

4月 24th 2008

 物性物理学の沢田功さんが「およそ数学」を薦める著書で、40人がいるクラスでも、高校生たちが占める体積は教室の0.8%にしかならないと書いていて、おもしろいなあと思った。満員電車ならそんなことはなかろうと、さっそく自分で […]

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雪の朝の大発見

2月 18th 2008

 うっすらと雪化粧した朝、同郷の俳人、捨女の作とされる「雪の朝二の字二の字の下駄の跡」を思い起こしつつ、子どもの手を引いて保育園バスの待合所まで歩く。着流しに下駄が普段着なのだが、板についていないのか、つま先で地面をけっ […]

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自動販売機

9月 12th 2007

 自動販売機はいつからあるのでしょう。特許庁の『技術分野別特許マップ』に詳しくありました。それによると、紀元前215年、エジプトの神殿に「聖水」を販売するために設置されたのが始まりだとか。当時の人が現代の「聖水販売機」に […]

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住まいの起源

12月 13th 2006

 町の中心部に弥生時代の遺跡があって、住居の復元図が掲げられている。さらに時代を遡れば、あたり一帯は列島を南北に行きかうマンモスの通り道だったそうで、西に広がる沼地にマンモスを追い込んで狩っていたという。季節になると近く […]

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