雑学コラム

小橋 昭彦 2001年3月14日

 たらした一本の糸の先に横棒をくくりつけ、その両端にまた糸をくくり。微妙なバランスをたもちつつ風に揺れるモビール。昔ながらのおもちゃだと思っていただけに、はじまりが1932年にあると知って驚いた。 モビールの考案者はアレ […]

小橋 昭彦 2001年3月13日

 アトピー性皮膚炎にチャプリン映画が効果があると、ユニチカ中央病院の木俣肇部長が発表した(日経2月15日)。もちろん塗ったり飲んだりするわけじゃなく、ただ見るだけ。 実験は、家ダニや猫のふけなどにアレルギーがあるアトピー […]

小橋 昭彦 2001年3月12日

 世界の4大スパイスといえば、こしょう、シナモン、クローブにナツメグとされる。いまでこそありふれた商材だけれど、かつてはこれら香料が世界を動かしたこともあった。 ナツメグはメースとともに「にくずく」という熱帯性植物からと […]

小橋 昭彦 2001年3月8日

 降り続く雨を眺めながらちょっともの思いにふける。小説やドラマでは、雨模様は内省的な日として描かれることが少なくない。 気圧の低い日は、心拍数が少なくなり、気分が沈静化する傾向がある。逆に気圧が高いと心拍数が増えて高揚し […]

小橋 昭彦 2001年3月7日

 景品のチョロQがオークションで高値になっていましてね、とタクシーの運転手さん。え、じゃあいざ生活に困ればうちにある一台を売りに出そうか。だめだめ、子どもがシールはがしちゃったし、ぼろぼろだから。そんな軽口を交わした。  […]

小橋 昭彦 2001年3月6日

 日本ではじめてスギ花粉症が報告されたのは、1964(昭和39年)のこと。その後患者は急増、現在では日本人の10人に1人が花粉症に悩んでいるとされる。潜在的に花粉症になる人まで含めると3割から4割ともいい、まさに国民病と […]

小橋 昭彦 2001年3月5日

 大身体差時代、なのだそうである(日経2月4日)。確かに父母の世代よりずいぶん背が高くなったとは思うけれど、ことは身長だけではない。 たとえば頭。上から見た形がどんどん円形化している。50年前を100とすると、前後の長さ […]

小橋 昭彦 2001年3月2日

 あと1カ月少しすれば3歳という時期になって、息子の語彙もずいぶん増えた。過去を思い出して語ったりするように、ものごとの順序を理解して説明できるようになった。思い返せば、単語のやりとりじゃなく会話ができるな、と思うように […]

小橋 昭彦 2001年3月1日

 レオナルド・ダ・ビンチが、謎のほほえみを持つ絵画をなしただけではなく科学者でもあったと聞くと、まさに万能の天才だな、と遠い気持ちになる。しかも、解剖学から動物・植物学、数学、機械工学にいたるまで専門分野を問わない。 い […]

小橋 昭彦 2001年2月28日

 兵庫県に生まれたから、日本のへそといえば西脇市のことだった。経緯度で日本の中心となる東経135度と北緯35度が交差するまち。 ところが日本には、これ以外にも「へそ」が多くある。たとえば同じく「日本のへそ」とうたう石和町 […]

小橋 昭彦 2001年2月27日

 最後の一枚を小さな手がとっていく。子どもの好物だ。よくそのまましゃりしゃりと食べている。ご飯にまいて食べるんだよ、と何度注意しても。 日本で生産されている海苔は、年間およそ100億枚。ここでいう1枚の大きさは19センチ […]

小橋 昭彦 2001年2月26日

 驚いた。今回のコラムを書くにあたってバックナンバーを検索してみると、笑いに関するタイトルだけで1998年1月以来5回も書いている。しかもそのうち「作り笑い」と「笑い」というタイトルが、それぞれ2回。内容は違うけれど、ふ […]