景品のチョロQがオークションで高値になっていましてね、とタクシーの運転手さん。え、じゃあいざ生活に困ればうちにある一台を売りに出そうか。だめだめ、子どもがシールはがしちゃったし、ぼろぼろだから。そんな軽口を交わした。
コレクションというのは、一般的に傷みが少ないものがよいとされる。しかし、世の中には傷みがあったほうが評価される収集物もある。その代表が事故郵便。輸送の途中で何らかの事故にあった郵便だ。あて先、切手、消印がわかり、その上で汚れや焦げのあるものがいいのだとか(日経2月7日)。
郵送途中の事故にもさまざまある。船舶事故の場合は、タイタニックでもそうだけれど、引き揚げが難しく、事故郵便もなかなか出回らない。数が多く研究が進んでいるのは航空事故。1937年におきた飛行船ヒンデンブルク号の事故郵便は最大の珍品ともいう。
もちろん、郵便はたとえ事故にあっても配達しようと苦労が重ねられる。「沈没船からダイバーが引き揚げました」なんてスタンプを押して、郵便局の封筒に入れて届けたり。受け取った宛先人の気持ちはいかほどか。
そうした背景を理解しているからだろう、コレクター間でも、事故郵便は単なるコレクションではなく、郵便史の証人として扱われているようだ。
郵便はこれまで、いろいろな動物に運ばれてもきた。ハトは有名だが、ほかにもラクダやイヌ、あるいはネコまで。まあ、想像どおり、ネコは規律がなく配達係としては失格だったよう。ネコが届けられなかった事故郵便が世界のどこかにあるのかどうか、残念ながらそこまでは調べがつかなかった。
郵便コレクション関係、「日本郵趣協会」「日本郵趣協会 ジュニア委員会」「American Philatelic Society」などをどうぞ。
今日の没ネタ。東海道、宿駅の宿泊料は夕・朝食付で150文から200文(朝日2月6日)。塩水を飲むラクダ発見(朝日2月7日)。
小橋様
ご無沙汰致しております。桂川幸治と申します。
1年位前に広告で大変お世話になりありがとうございました。その後色々とマーケティングテストを行ないましたが、今日の雑学が一番効果がありました。
さて、今日の「事故郵便」ですが、日経の文化欄の記事を見て、災害文化として位置づけられると思い、人為災害の一つの具体的な災害としました。阪神・淡路大震災後の風景を追ってはいますが、コンテンツを整理していません。タイミングを失してはいますがアップする気はあります。
郵便局(福岡県)では、配達不能の郵便を「事故郵便」物と言っています。局内現場で使われている用語です。「方言」の可能性もありますが。参考まで...