小橋 昭彦 2018年10月26日

京都大学の研究グループがこのほど、育児経験と他人の感情の読み取り能力の関係について調べた結果を発表した。それによると、子育て経験のある人は、そうでない人より、他人の表情から感情を正確に読み取ることができたという。 乳児は […]

小橋 昭彦 2018年10月19日

15年前のコラムで、心の痛みを感じたとき、脳は身体的な苦痛と同じ反応をみせることを書いた。 仏教用語でいえば「身心一如」、あらためてこの言葉を思い出している。 身心一如的な考え方、医学面では「全人的医療」が近い。また心理 […]

小橋 昭彦 2018年10月12日

退屈な10億年と呼ぶそうだ。およそ18億年前から8億年前に至るまでの地球のこと。 なぜかといえば、その間、地球にとって大きなイベントが起こらなかったから。 それに先立つ時代には、光合成をおこなうシアノバクテリアが登場して […]

小橋 昭彦 2018年10月5日

ぼくたち人類が孤独な種であることは以前に書いた。 少なくとも4万年前まで、ぼくたちホモ・サピエンスのそばにはネアンデルタールという種がいた。ホモ・サピエンスとネアンデルタールは、どのように共存していたのだろう。 この10 […]

小橋 昭彦 2018年9月27日

やさしさについて考えるとき、思い出す名セリフがある。 レイモンド・チャンドラーの小説『プレイバック』に出てくる「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」だ。 この言葉は、女性から「あなたのよ […]

小橋 昭彦 2018年9月20日

京都大学霊長類研究所が、チンパンジーの利他行動を調べた実験がある。 二つの部屋にチンパンジーを入れる。一方には道具を置き、もう一方にはその道具を使わないと取れない所にジュースを置いた。 すると道具のある部屋のチンパンジー […]

小橋 昭彦 2018年9月8日

とかく人はうわさが好きだ。 人類学のダンバー教授が、パブなど公共の場に集まる人々の会話を調査したところ、すべての会話の65%は、実務的な話ではなく、誰かのうわさなど社会的な話題に費やされていたという。 文化人類学の小田亮 […]

小橋 昭彦 2018年9月6日

ぼくたちはこの身ひとつで生きているのでは無い。 たとえば腸内フローラこと腸にすむ細菌類は、ぼくたちの健康に欠かせない。その数、人体の細胞総数よりはるかに多く、重さにすれば1キロを超えるという。 寄生虫もまた、悪者とは限ら […]

小橋 昭彦 2018年9月3日

世界の先端サービスを毎日ひとつ紹介してきた「百式」が8月末で更新を終了した。同時期に情報発信を続けていた仲間として、本当にお疲れ様と言葉をかけたい。 この「今日の雑学」は長期休載を重ねつつも、終了とアナウンスはしていない […]

小橋 昭彦 2018年8月22日

夏休みを利用して里帰りした長男が、大学の友人を泊めていた。自分も学生時代に同じことをしたと懐かしく思いつつ、培われていく友情について考えている。 カンザス大学のジェフリー・ホール教授がこの春に発表した論文によれば、親友に […]

小橋 昭彦 2017年4月20日

(1)チョムスキーの普遍文法 言語の基礎はすべての子どもが生まれながらに持っている一連の規則であり、この規則から文法に合致した分が作り出される。   (2)用法に基づく学習 子どもたちは他人が何を考えているかを […]

小橋 昭彦 2017年2月25日

芽ではなく、正しく眼の話。植物に視覚があると言われると、野草や木々に囲まれて暮らしている身としては落ち着かない。ここ数年「ものを見る植物」という考え方が浮上してきているという(日経サイエンス2017年3月号)。 チリなど […]