小橋 昭彦

小橋 昭彦 2005年10月6日

 ペプシ・チャレンジというキャンペーンがあった。ブランド名を隠したコカ・コーラとペプシ・コーラふたつを飲み比べ、どちらがおいしいか尋ねるものだ。市場でよく売れるのはコカだけど、こうして尋ねられるとペプシと答える人が多いと […]

小橋 昭彦 2005年9月29日

 なにかをとどこおりなく行ったつもりでも、ぼくたちの行為には小さな淀みがひそんでいる。手を伸ばそうとした方向を微修正したり、つかもうと開いた手の開き具合を調整したり。それは必ずしも意識された修正ではない。研究者リードとシ […]

小橋 昭彦 2005年9月22日

 コーヒーカップを、何気なく運んでいるとどうってことないのに、気をつけてゆっくり運ぼうとしたときに限ってこぼしてしまう。揺れをしずめようと手の動きをあわせると余計に波立ったりもして。皮肉なものとすませていたけれど、今あら […]

小橋 昭彦 2005年9月15日

 山岳部に居たという友人に、あれは確か少し長めの旅の話を聞いたときだった。生きたニワトリを連れていったというエピソードがあって、足手まといだろうになぜと尋ねると、食べるためという回答が返ってきた。肉として運ぶと保存がきか […]

小橋 昭彦 2005年9月8日

 今日もわが家の三兄弟の遊び部屋には、車や恐竜のおもちゃがあふれている。ブロックで組み立てるのは飛行機かロボットで、まもなく2歳になる下の子まで兄を真似して「たったたーん」って背景音楽を口ずさみながら遊んでいるのがほほえ […]

小橋 昭彦 2005年9月1日

 マス・メディアは少数意見の代弁者になっていくべきじゃないかな。そんなことを口にして、マスと少数という言葉の組み合わせゆえだろう、驚かれたことがある。ある出来事に関して、個人を責めるかのような風潮が世の中をおおった頃のこ […]

小橋 昭彦 2005年7月28日

 ヨーロッパの精神病院は監獄から出発し、日本の病院は寺院から出発したと、『日本精神病治療史』にある。日本では社会の態度が緩和であった証拠ではないかと、著者の八木氏が指摘している。江戸期の精神医療は現在からみても高い水準に […]

小橋 昭彦 2005年7月21日

 地元で里山ウォークデイなるイベントをここ数年企画し行っている。ウォークといっても道順が決まっていたりガイドがつくわけではなく、集落の地図を片手に自由にのんびり歩いてくださいと、そういう一日だ。民家も開放されているから、 […]