ハーバード・ビジネス・レビューの最新号の特集が『幸福の戦略』。気になる論文が豊富。
『幸福優位7つの法則』のショーン・エイカーによる「PQ ポジティブ思考の知能指数」は、幸福感を制御する能力(PQ)を高める方法について書かれている。
では、幸福感を戦略的に向上させるにはどうすればよいか。心理学者たちの実証研究によると、最も効果的なのは、「ソーシャル・サポート」すなわち周囲の人たちを助けてやることだという。また、マイナス面ばかりが強調されがちなストレスであるが、そのプラス面に目を向け、自己成長にはストレスが不可欠であることを認識する必要があるとも指摘する。
とにかく、1日1回、前向きな行動をする。3週間続ければ、身体に沁み込むという。ほんのささいな行動でいい。
- ありがたく思っていることを3つ書く
- 10分間運動する
- 24時間以内で有意義だったことを2分以内で記述する
など。また、ストレスについて言えば、制御可能なものと不可能なものにわけてリストアップするのがまずたいせつ。そして、制御可能なストレスの中からひとつを選び、それを軽減するための方策を考えてみる。
つまり、こうしたことが、幸福になるための習慣づけなのだ。