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ちょっと知的な雑学&トリビア

イースタリンの逆説

2012年5月05日 【雑学なメモ
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最近は幸福についての議論が盛ん。当サイトで類似の話題をとりあげたのは何年前だったかな。

コラムにしたのは8年ほど前のことか。それ以後も、気になってなんどかとりあげている。「NIMBYと幸福感」「豊かになっても幸福感は減った」など。

さて、国民の幸福度に関する意識調査の結果は、一人当たり所得とあまり相関しない、またある一定水準を超えると時間の経過とともに所得が増えても幸福度は上がらないとう現象を、「イースタリンの逆説」という。Richard A. Easterlin が1974年の論文「Does Economic Growth Improve the Human Lot?」で指摘したことから。

 

Source: www-bcf.usc.edu via Akihiko on Pinterest

 

ずいぶん古くからの言葉であったことに驚きだけど、このとき、希望ある国としてアメリカより上位だったのがキューバ。もしかして「世界でもっとも幸福な国キューバ」といったフレーズ(聞いたことあるような=『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の影響かな?)は、ここから生まれたのだろうか?

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ハーバード・ビジネス・レビューの最新号の特集が『幸福の戦略』。気になる論文が豊富。

『幸福優位7つの法則』のショーン・エイカーによる「PQ ポジティブ思考の知能指数」は、幸福感を制御する能力(PQ)を高める方法について書かれている。
では、幸福感を戦略的に向上させるにはどうすればよいか。心理学者たちの実証研究によると、最も効果的なのは、「ソーシャル・サポート」すなわち周囲の人たちを助けてやることだという。また、マイナス面ばかりが強調されがちなストレスであるが、そのプラス面に目を向け、自己成長にはストレスが不可欠であることを認識する必要があるとも指摘する。

引用元: DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
とにかく、1日1回、前向きな行動をする。3週間続ければ、身体に沁み込むという。ほんのささいな行動でいい。

ありがたく思っていることを3つ書く
10分間運動する
24時間以内で有意義だったことを2分以内で記述する

など。また、ストレスについて言えば、制御可能なものと不可能なものにわけてリストアップするのがまずたいせつ。そして、制御可能なストレスの中からひとつを選び、それを軽減するための方策を考えてみる。

つまり、こうしたことが、幸福になるための習慣づけなのだ。

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ハーバード大学の学生Matthew Killingsworth による幸福度研究。

「Track Your Happiness」がそのサイトだけど、携帯で「今幸せ?」と尋ねて回答をもらう方法。通常、こうした主観的な回答は思い出して記入するとあいまいになるけど、まさにそのときに答えてもらえるのがポイント。

集中していないときは、幸福度は低くなるって。
We developed a smartphone technology to sample people’s ongoing thoughts, feelings, and actions and found (i) that people are thinking about what is not happening almost as often as they are thinking about what is and (ii) found that doing so typically makes them unhappy.

引用元: A Wandering Mind Is an Unhappy […]

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