小橋 昭彦 2011年3月30日

板皮類のプチクトドント科に属するマテルピスキス。3億7500万年前のデボン紀後期に生息。クラスパー(交尾器)があり、また胎児を宿していた化石も見つかる。

おもしろいのは、顎が、モノをかみくだくためではなく、交尾のときメスをつかまえておくために進化したのではないかという話。ちなみにクラスパーというのは、骨盤の一部で、交尾に利用する特殊な形の突起。これが後の性器につながったものと推測される。さらに、クラスパーのある腰帯が、四肢動物の後肢に進化したのではないかとも考えられる。交尾によって、後々のボディプランも決まっていったのかもしれない。

(日経サイエンス2011年4月号「セックスの始まり」)

 

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