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推論するロボット

2011年3月30日 【雑学なメモ
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ロボットに仮説・検証という科学者的な手法を身につけさせようとする研究。基本は、次の3つの推論方法。

  1. 演繹
    すべての白鳥は白い→デイジーは白鳥である→デイジーは白い
  2. アブダクション
    すべての白鳥は白い→デイジーは白い→デイジーは白鳥である
  3. 帰納
    デイジーは白鳥であり白い→ダニーは白鳥であり白い→ダンテは白鳥であり白い(以下続く)→すべての白鳥は白い

演繹は確実。アブダクション(仮説的推論)は、正しい可能性のある仮説を立てる方法だが、確実ではない。デイジーを捕まえて検証しなくてはならない。帰納は、新たな仮説を立てる手法だが、確実ではない。しかしわれわれが日常的に利用している手法ではある。

(日経サイエンス2011年4月「研究するロボット」)

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板皮類のプチクトドント科に属するマテルピスキス。3億7500万年前のデボン紀後期に生息。クラスパー(交尾器)があり、また胎児を宿していた化石も見つかる。

おもしろいのは、顎が、モノをかみくだくためではなく、交尾のときメスをつかまえておくために進化したのではないかという話。ちなみにクラスパーというのは、骨盤の一部で、交尾に利用する特殊な形の突起。これが後の性器につながったものと推測される。さらに、クラスパーのある腰帯が、四肢動物の後肢に進化したのではないかとも考えられる。交尾によって、後々のボディプランも決まっていったのかもしれない。
(日経サイエンス2011年4月号「セックスの始まり」)
 

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マウスの視床下部奥深くにあるニューロン群は、相手と戦うか、交尾するかの判断に関わっている。攻撃と交尾に関わるニューロン群は重なって分布している。ただ、攻撃に関与するニューロン群は、交尾中は抑制されている。

これらふたつのニューロン群は互いに競合しているかもしれない。自分の領域内に他のネズミが入ってくるという同じ状況に対して、それが雄なら戦うし雌なら交尾する。こうした対処法が脳に組み込まれている。

ヒトにもあてはまるかも知れない。その場合、一部の性暴力犯罪者では、ふたつの領域の競合関係が崩れ、暴力とセックスの信号伝達が適切に分離していない可能性も考えられる。
(ネイチャーダイジェスト2011年4月「セックスと暴力は脳内でリンク」)

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