小橋 昭彦 2012年5月8日

DIAMOND
ハーバード・ビジネス・レビューの幸福の戦略特集では、ピーターN.スターンズの「幸福の歴史」もおもしろい。

幸福イコール笑顔がステレオタイプになったのはいつか。19世紀になると、一転して幸福を求める態度が一般化する。そこには、死生観や労働観との兼ね合いがあった。そして20世紀、とりわけアメリカでは1920年代以降、人々が幸福を主張する権利が確立され、メディアや広告、製品やサービスを通じて、幸福の表現方法はいまのようにステレオタイプ化されていった。
引用元: DIAMOND
ハーバード・ビジネス・レビュー

スマイリー・フェースが発明されたのは1963年で、そのライセンス収入は10年足らずで5000万ドルを突破したといった小ネタもあるし。
スマイリー
なにより、上記引用にもあるけれど、1920年以降の消費ブームとともに、笑顔と幸福がリンクづけられていったという社会構成的な指摘にはっとさせられる。

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