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日本語は速い言葉だけど、多く情報を伝えるわけではない

2012年5月07日 【雑学なメモ
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日本語って、1秒あたりの音節数でいえば、スペイン語と並んで多く、「速い」言葉だったんですね。一方で、遅い言葉としては中国語。

'over the hill' - greeters
Creative Commons License photo credit: the|G|™

ただ、中国語は音節に多くの意味を含んでいて、情報量としては密度がある。つまり、速い言葉と遅い言葉と比べると、速い言葉だからと言って情報を多く伝えられるわけではなく、相手に伝えられる情報のスピードとしては、速い言葉も遅い言葉も変わらないということ。

A recent study of the speech information rate of seven languages concludes that there is considerable variation in the speed at which languages are spoken, but much less variation in how efficiently languages communicate the same information.

引用元: Language speed versus efficiency: Is faster better?.

上記からの調査結果一覧は次の通り。

言語 毎秒の発話音節数 情報密度 平均情報量
英語 6.19 0.91 1.08
フランス語 7.18 0.74 0.99
ドイツ語 5.97 0.79 0.90
イタリア語 6.99 0.72 0.96
日本語 7.84 0.49 0.74
中国語 5.18 0.94 0.94
スペイン語 7.82 0.63 0.98
ベトナム語 5.22 1 1

ベトナム語を対象言語としているので、ベトナム語の情報密度は1。

中国語の場合だと、毎秒の発話音節は5.18と少ない(遅い)けれど、音の高低などの情報量が多く、0.94と密度が高い。結局、情報量的には1に近くなっている。

しゃ べる速さにかかわらず、受け取る側の情報の処理能力に合わせているということなのだろうという推測。もっともこの表からは、日本語は「速い」けど情報密度 が際立って低く、同じ時間で伝えられる情報量が他の言語に比べて少ないように読み取れますね。だから日本語は論理的発話に向かないと落ち込むより、余韻、 情緒のある言語なのだと納得しておきましょうか。

論文は「Language」に掲載。
(プレスリリース)
http://lsadc.org/info/documents/2011/press-releases/2011-09-language.pdf
(論文へのリンク)
ACROSS-LANGUAGE PERSPECTIVE ON SPEECH INFORMATION RATE
http://lsadc.org/info/documents/2011/press-releases/pellegrino-et-al.pdf

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One comment to...
“日本語は速い言葉だけど、多く情報を伝えるわけではない”

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盲腸って、役に立たないことの象徴のように言われる。

でも、だったらなぜ退化して失われてしまわないのか、という疑問。最近の研究で、もしかすると腸内の善玉菌の宝庫となっていて、コレラなどの病原菌から体を守るときの役に立っているのではないかと言われてきているという話。

 

Source: blogs.scientificamerican.com via Akihiko on Pinterest

 

虫垂炎を抱えるリスクより、病原菌に対抗する手段を持ち続けていることのメリットの方が大きかったからこそ、今も盲腸が残っているということになる。

ただ、手術で盲腸を切除してしまうことをとめるまでには、まだ証拠が集まっていないので、当面は盲腸が残ることになる。
In your body is an organ that appears to be/may be/could be helping out the bacteria in your life so they can, in turn, help keep you alive. If you do not have your appendix anymore, you may be at an increased risk of recurrence and even death when confronted […]

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ハーバード・ビジネス・レビューの幸福の戦略特集では、ピーターN.スターンズの「幸福の歴史」もおもしろい。
幸福イコール笑顔がステレオタイプになったのはいつか。19世紀になると、一転して幸福を求める態度が一般化する。そこには、死生観や労働観との兼ね合いがあった。そして20世紀、とりわけアメリカでは1920年代以降、人々が幸福を主張する権利が確立され、メディアや広告、製品やサービスを通じて、幸福の表現方法はいまのようにステレオタイプ化されていった。
引用元: DIAMOND
ハーバード・ビジネス・レビュー
スマイリー・フェースが発明されたのは1963年で、そのライセンス収入は10年足らずで5000万ドルを突破したといった小ネタもあるし。

なにより、上記引用にもあるけれど、1920年以降の消費ブームとともに、笑顔と幸福がリンクづけられていったという社会構成的な指摘にはっとさせられる。

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