小橋 昭彦 2000年12月29日

 大阪府が管理している幹線道路に関連する事故が増加しているという(日経11月21日)。アスファルトの剥離や側溝の鉄蓋脱落などが原因で車両損傷や歩行者のけがなどが起こっているもの。1990年代半ばまで年間20件あまりだったのが倍近くになったとか。
 ちなみに、現在日本国内の道路延長は約115万キロ。うち都道府県道は12万キロあまりとなっており、1万7000キロメートルを管理する大阪府の道路延長は全国有数。事故の増加は財政難による道路維持修繕費の削減と軌を一にしている。従来は一箇所剥離したら前後数十メートルを全面改装していたのが、予算不足からパッチワーク的になってしまうという。
 戦後、日本の道路は急ピッチで整備されてきた。利用状況を示す数字を走行台キロといい、500台が1キロを走れば500台キロというけれど、この数字も年々増加、1997年には年間20億台キロを超えている。
 ちなみに、同年における平日昼間12時間交通量のトップは、一般道路では新潟市の国道8号、そして7号が続く。休日と平日では様子が違い、休日になると交通量が増える路線として知られているのは、約8倍という和歌山県の那智勝浦古座川線や栃木県の藤原塩原線、5倍という長野県の諏訪白樺湖小諸線などなど。
 モータリゼーションの進展、道路ストックの老朽化とともに、補修すべき道路は日々増加する。新線建設ばかりを公約にする時代でもないのだが。

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