世紀の発明として話題を呼んだ「ジンジャー」の正体が明らかになった。セグウェイと名づけられた立って乗る二輪車。20世紀を支配した自動車、あるいは便利で環境にもやさしいといわれる自転車に並んで利用されるようになるかどうか。
これらの乗り物に共通する特徴といえば、「車輪」を持っていることにつきる。そう考えると、車輪こそは世紀の、いや史上最大といっていい発明といえるだろうか。だれが発明したともわからない、紀元前4000年から3000年頃には歴史に顔を出していた。
日本で車が利用されはじめる時期については、5世紀からとみる研究者が多い。先日出土したこれまでのところ日本最古の車輪は、7世紀後半、飛鳥時代のもの。直径約1.1メートル、スポークが12本使われていたようで、かなり高度な技術に支えられている。
世界に目を向けると、スポークのついた車輪が開発されたのは紀元前2000年ごろで、戦車のために作られたというのが背景らしい。丸太を切り抜いただけの重い中実車輪より、もろくても操縦性のよい車輪が求められたのだ。
自転車が発明されたのは1818年のドイツ。ドライジーネと名づけられている。車体は木製、ペダルがなく地面をけって進む。その後ペダルがついたりチェーンがついたりと進化するが、初期の自転車のペダルは前輪についていて、チェーンはない。だから、速度を出すためにはその前輪を大きくする。
それにしても自転車のすごいのは、チェーン伝導によるパワーの損失がわずか1.5%という点だ。自動車の場合は15%もある。まさに桁違い。セグウェイはどうだろう、自転車を上回るのは難しそうだ。
いよいよ今年も残すところわずか。弊誌の配信も、今日から年末年始の休みとさせていただきます。新年は7日から。ペダルをふんで、年をひとめぐり。
「乗り物はじまり物語」「木造車輪」などをまずはご参照ください。自転車については「自転車産業振興会」「自転車広場」「日本自転車史研究会」など情報が充実したサイトが多いです。「自転車博物館サイクルセンター」に行くのもよいですね。そして。Segwayは「Segway」へ。「Megway」なんてパロディサイトがすぐ登場するあたりおもしろいですね。「Ginger Japan」の情報も充実。
今日の没ネタ。目に見えない速度で点滅する光でサラダ菜を育てると成長が早くなる(朝日11月25日)。過去最大の素数発見(日経12月8日)。糖鎖、ポストゲノムのかぎに(朝日11月30日)。
1年てあっとゆう間ですね。
小橋さん、雑学のコラム、毎日おつかれさまでした!
先週、英会話教室に行ったとき、イギリス人の先生が、「セグウェイ」のお話しをしてくれました!先生が持っていた英字新聞によると、
セグウェイが開発されたアメリカの町では、郵便配達時に
試験的にセグウェイを使ってみるそうですヨ!
価格は、(私にヒアリング力があれば。。。)確か15万円くらいだったハズ。
使ってみたい気もするけれど、試してみるのは
もうちょっと安くなってからカナ!?
小橋さん、2001年お疲れさまでした。
コラムに時折見受けられる父親の愛情に、共感していました。来年も楽しみにしています。