ざつがく・どっと・こむ
ちょっと知的な雑学&トリビア

時空のひきずりを確認

2004年10月26日 【雑学なメモ
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NASA – As World Turns it Drags Time and Space
An international team of NASA and university researchers has found the first direct evidence the Earth is dragging space and time around itself as it rotates.

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 わがふるさとも今月末に合併し、新しい市となる。合併協議会の様子について、別件で取材に来られた新聞記者さんが、あれだけ最後まで紛糾するのも珍しいという。雑談しながら思い出したのが、宮本常一氏の『忘れられた日本人』に描かれたエピソード。 それはこんな話だ。対馬を訪れた宮本氏が、村の記録が保存されている帳箱の資料を借りたいと願ったところ、開催中の村の寄り合いで議題にあげるという。朝申し入れて、夕方になっても返事がない。のぞくと、確かに議題に出されているが、寄り合いはもう二日も続いており、疲れたら眠る人がいたり、食事に帰る人がいたりする中で場がもたれているという。賛成の意見が出たら、それを小さなグループに持ち帰り、違う議題も含めて話し合う。しばらくして今度は反対の意見が出される。それもまた持ち帰られる。そうして徐々に議題が熟成されるのを待つ様子。 この話を読んだとき連想したのが、山頂の奏楽堂で演奏に一万年かかる交響楽を演じる楽団を描いたSF作品だった。そんな幻想性を感じさせる寄り合いが、ほんの半世紀前まで実際に行われていた。寄り合いの話に、記者さんが「まさにそれですなあ」とうなづく。賛成意見も反対意見もとりあえず聞いておき、結論は先に送る。だから協議会は、という話にはならない。この地域にそんな風土が残っているのなら、いっそ合理性とは別の価値観が残る、一週間かかる会議をする町って宣言したらどうだろう、なんて笑いあっていた。笑ったのは、そんな習俗が許される世の中ではすでにないことを知っているからで。 年末にかけて『かすが昭和館』という、大正時代に建てられた空き店舗を利用した、コミュニティ施設を開館している。囲炉裏をかこんで思い出話を語ったり、自分の家から古道具を持ってきてくれる年配の方々の目の輝きを見ていると、自分たちが「忘れた」ものについて、自問する瞬間がある。

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