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ちょっと知的な雑学&トリビア

ティラノサウルスの寿命は30歳

2004年8月27日 【雑学なメモ
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GROWING PAINS: T. REX WAS TEENAGE GIANT
T. rex’s growth rate is comparable to that of the modern day elephant. But while elephants have a lifespan of more than 70 years, T. rex lived no more than 30 years.

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 リスクという言葉は、人によって受け取り方がまったく違うかもしれない。避けるべきと考える人と、当然の前提と考える人と。本来リスクは、どんな事象にもついてまわる。ぼくたちに求められるのは、それを正しく評価し、意思決定を行っていくことだ。 リスク許容度を考えるとき、しばしば引き合いに出されるのが、百万分の一という数字だ。米国のスターが1969年の論文の中で、最低を自然災害による死亡率、最高を不治の病による死亡率として、その間で社会的便益とのバランスをとりつつリスクの許容水準が引かれると説いた。このとき、不治の病の死亡率が100万人当たり1万人、自然災害の死亡率が100万人当たり1人と見積もられている。このあたりが、百万分の一の由来らしい。 日本の交通事故による死亡率は百万分の一より高くて70くらいになるけれど、メリットが大きいから許容していることになる。自然災害による死亡数はスター論文程度だが、三大疾病による死亡数は100万人に5000人いかないから、リスクの許容上限は厳しくなっていると言えるかもしれない。 もっとも、こうして分母を揃えてリスクを比較することはまれで、ぼくたちはふだん、ヒューリスティックと呼ばれる、手近な方法で評価している。たとえば英語でrで始まる単語と3文字目がrの単語ではどちらが多いか、と尋ねると、多くの人がrで始まる方が多いと答える。実際には後者の方が多いのだけれど、記憶から探索しやすい方を、高い確率と評価してしまうのだ。 ヒューリスティックすなわちいいかげんというわけではない。現実問題として世の中すべてを考慮に入れることなどできないわけで、人工知能にヒューリスティックを持たせる研究もある。リスクの正しい評価は必要だが、たとえば敵を前にしたとき、適度なヒューリスティックがあったからこそすばやく対処できたのでもあろう。ぼくたち人類はそうやって、適度を学びつつ生き延びてきたのだ、きっと。

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Article: Language may shape human thought?| New Scientist
Hunter-gatherers from the Piraha tribe, whose language only contains words for the numbers one and two, were unable to reliably tell the difference between four objects placed in a row and five in the same configuration, revealed the study.
サピア・ウォーフ仮説。

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