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下着

2001年1月22日 【コラム
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 人がいつから下着をするようになったのか、定かではない。衣服のルーツはただの長方形の布。そこには上着も下着も無く、腰に巻いた一枚の布を下着とみるか否かでも変わってくる。たとえばアダムとイブはいちじくの葉から服を作ったというけれど、それを下着だという見方もないではあるまい。
 いずれにせよ、下着は体型を補正するというファッション上の役割と、身体の保温や洋服に汚れをつけないためという機能的な役割と、二面性を持ちながら発展してきている。
 補正下着ではコルセットが有名だが、18世紀のヨーロッパでは、男性もコルセットで身体を締め付け、半ズボンから出た脚をかっこよく見せるためふくらはぎに詰め物をしたという(朝日12月10日)。
 いま、下着は機能面でもデザイン面でもバリエーションが広がった。表立って論じられることは少なく、ひっそりとしていながら、着実に進化してきている。見あげたものだ。

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4 comments to...
“下着”
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小橋

下着については、「あるある大事典」が有益。


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小橋

今日の没ネタ。70手から82手になった相撲の決まり手(日経12月10日)。雪氷学の草分け中谷宇吉郎生誕100年(朝日12月10日)。


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IKUOT

上野千鶴子著「スカートの下の劇場」
が参考になると思います。


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小橋

下着の文化史』(青木英夫)もよかったです。




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 スタートとなる事象を左端におく。そこから考えられる選択肢を順に描き、どんな結果が導かれるかを枝分かれさせていく、こんな分析手法をイベントツリーという。経営分析でも、ロジックツリーといって同様の手法を用いることもある。 1912年4月10日に出航し14日に事故にあって沈没した豪華客船タイタニック号。そのイベントツリーを運輸省船舶技術研究所が描いた(朝日1月6日)。タイタニック号の出航から沈没・救助まで、事故にかかわる分岐点は14。まずは完成までの工期。予定通りの3月ではなく、氷山の南下しやすい4月に遅れた。この確率、80%。同様に氷山が事故現場まで南下するかしないか、月明かりのあるなし、双眼鏡のあるなしなどの分岐を重ねていく。直前の対応は4つの選択肢があり、減速せず舵を切るのが通常だが、減速して舵を切ってしまった。遭難後も、すぐそばにいたカリフォルニア号の通信機スイッチのオン・オフなどの分岐がある。 こうして推測したところ、タイタニック号では902通りの航海パターンがあり、おなじような大事故が発生する確率はおよそ49航海に1回だったとか。1978年から1995年の統計では、400人以上が遭難する海難事故は1000万航海に1回というから、かくだんに高い。 火事の類焼で焼け跡から配信している。鉄筋コンクリートのこの種の建物で上階まで火が入るのは珍しいらしいが、なぜそうなったか、ベランダの状況など順にイベントツリーを脳裏に描いたりしている。家族全員が助かる確率はどうだったか。さすがにそのイベントツリーを描く気にはならないけれど。

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 おそらく多くのパン屋にあるのではないか。アンパンマンあんパン。3歳を前にした息子はトングを片手に「いたくないかなあ」とつかむのをためらっている。 あんパンは明治7(1874)年に生まれている(日経12月16日)。和洋折衷の例としてよくあげられるけれど、まさにその代表例。パンそのものは16世紀にはポルトガルから伝来していたものの、ご飯と違う食べ方をするし、イーストとバターの匂いが気になり庶民には広がらなかった。ここに和の甘味・あんを取り入れて日本人好みに作り変えたのが木村安兵衛。酒まんじゅうの香味を持たせようと工夫を重ねたという。米とこうじで生地を発酵させる、酒種あんぱんだ。 あんパンの発売から2年後、天皇への献上用に桜の花の塩漬けを載せた桜あんぱん、俗にいう「へそパン」が生まれ、代表的な商品となる。 パンはその後、ジャムパンやクリームパンなどさまざまなバリエーションが登場した。一世帯あたりパンへの年間支出額はおよそ3万円。全国のパン屋さんは約5000社という。ちなみにパン消費は西高東低で、もっとも消費量が多い町は兵庫県神戸市だとか。 アンパンマンあんパン、つかむのはためらっていた息子も、いったん買って持ち帰ると、鼻からがぶりとやって、おいしいねとにこにこ。それでいいのだ、アンパンマンも自分を他人に食べさせるが、パンは味わってこそ楽しい。

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