恋とは不思議なものだ。相手への思いやりが肉体的な痛みを和らげるかというと、そういうものでもないらしい。ドイツの神経科学者の調査によると、慢性の腰痛に苦しんでいる人の場合、配偶者に優しく扱われてきた人は、冷たく扱われてきた人より、3倍の痛みを経験するという。さすってくれたりお茶をいれてくれたりしてきた経験から、痛みと報酬をむすびつけてしまっているためとか。
もっとも、冷たく接すればいいというわけでもない。離婚を予想する方程式というのがあって、これによれば、会話において冷淡な態度をとる夫婦は、離婚の可能性が高まる。この方程式、10年がかりで700組のカップルを対象に調査した結果編み出されたものだ。将来の離婚の可能性を、94%の確率であてることができるという。
計測に参加する夫婦は、性生活や育児、金銭問題など、議論の起こりやすいテーマを網羅した会話を15分間行う。そこでの互いのしぐさや言葉を観察して数値的に評価、合計スコアを方程式に放り込めば、離婚の可能性が導き出される。観察時にプラスに数えられる反応は、思いやりのある声の調子や笑顔が1点、手を握るなど愛情を示すしぐさが3点、冗談を口にしたら2点など。マイナスに評価されるのは、相手が話しているときに目を泳がせるたり、非難したりすればマイナス1点、あざけるような態度をとればマイナス3点など。
この研究を行った学者グループの一人ゴットマン博士は、自分のパートナーのことをどれだけ知っているかを測る22の質問も提供している。試しにやってみる。相手の一番の友だちを知っているか。パートナーの人生の夢を説明できるか。離れているとき、よく思い出しているか。それぞれにチェックしながら、ふと、恋を深めるのは数字ではないと、あらためて思う。設問を読みチェックする、その一瞬にはさまる思いこそ、問われている。
パートナーを知ってるかチェックは、英語ですが「How Well Do You Know Your Partner?」からどうぞ。その「Gottman」と「James D. Murray」による離婚を予想する方程式は「Scientists devise formula for happy marriage Equation predicts bliss」に解説があります。「Mathematician predicts divorce by the numbers」も参考に。なお、冒頭に述べた腰痛研究は、「やさしい妻や夫は腰痛を3倍増」でレポートされています。それから、恋を続かせる工夫については、別の研究を「カップルのゆくえ」として以前にコラムでとりあげたことがあります。
この研究を行った学者グループの一人ゴットマン博士は、自分のパートナーのことをどれだけ知っているかを測る22の質問も提供している。
とあります22の質問を教えて下さい。
こういった事にも公式があるとは、びっくりしました。
「How Well Do You Know Your Partner?」やってみました。なかなか考えさせられますねぇ。良い機会になりました(^-^)
#英語力不足により質問の意図が不明瞭なものもありましたが、、。
「How Well…」をやってみました。何とか合格点になりました。しかし、「妻の人生の夢を知っているか?」という設問を読むまで、妻に、そのように問いかけたことがありませんでした。反省しました。深く理解しあうための良いきっかけになったと思います。
22の質問を試してみて、ん0なんかちょっと違うかな0、と思い
もう一度コラムを読み返してみて合点がいきました.
最後の二行が本題でしたね.
非常に具体的かつ新鮮なアプローチが示されている質問ですが、
実はいくつyesかが問題ではなくて、答えに関わらずそこに今一度
思いを馳せることこそがお互いのrelationshipを深めることに
繋がるのだろうと思います.
”パートナーとの関係において他人にジマンできるコトの数”
とのテーマで考えてみても面白いかもしれませんね.
これを読みながら、片思いのサッカー少年のあの人のことを思い出しました。文中にあった「22の質問」、ぜひやってみたいと思いました。ページ上では公開できないのでしょうか?ぜひご検討を。
吉田さん、O.N.さん、ありがとうございます。
22の質問というのは、最初のコメントで紹介している英語サイトにあります。翻訳してこちらに掲載するのは著作権上できませんので、申し訳ないですが、リンクをたどってやってみてください。すみません。
質問のサイトですが、Exciteテキスト翻訳サイトでWEBごと翻訳してみたら如何でしょう?
やってみましたが、おかしいところは数カ所あったものの語意は伝わりました。
私はもうちょっと相方を知らなければならないなと思いました。