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一夫多妻制が長生きのコツ?

2008年8月24日 【雑学なメモ
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Polygamy is the key to a long life – being-human – 19 August 2008 – New Scientist
After accounting for socioeconomic differences, men aged over 60 from 140 countries that practice polygamy to varying degrees lived on average 12% longer than men from 49 mostly monogamous nations, says Virpi Lummaa, an ecologist at the University of Sheffield, UK.

おばあさん仮説」と似たような、「おじいちゃん仮説」があるかどうかを調べようとしたのがきっかけなんだね。
妻や子が多いほど長くめんどうをみてもらえるという利点はあるけど、進化の観点からはどうだろう。一夫一婦のところと、一夫多妻のところがあったとする。同じように長寿の遺伝子を持った男がいたとして。前者では老後のケアが充分されず短命で終わり、後者では長生きする。結果としてあと一人くらい子どももたくさん宿すことができて、長寿の遺伝子が残りやすくなる。そんなところか。
この調査を行った「Dr Virpi Lummaa」、他にも気になる発表いろいろ。話題づくりがうまいってことでもあるか。

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2 comments to...
“一夫多妻制が長生きのコツ?”
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しゃあ

その一夫がボクならば、多妻によるストレスの方が問題になりそう。


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kenta

私なら後者の方ですね。
長寿も元気で長生きなら周りもOKなのでしょうけど、そうでない場合は、長寿遺伝子も考えものですね。




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Association for Psychological Science
In fact, people can easily create false memories of their past and a new study shows that such memories can have long-term effects on our behavior.
人は、ニセの記憶を持つことがあるし、たとえそれがニセでも、その思い出に影響された行動をとる。実験で検証。

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 もう一年近く前に出会って、いつかコラムにしたいと思いつつ、書けないできたネタを読み返している。ひとつは心理学の、ひとつは神経科学の研究からの報告。
 コロンビア大学ミズーリ校のローラ・キング博士らによる報告は、副題に「後悔と、幸福と、成熟と」とある。そう、人はいつも、あり得たかもしれないもうひとりの自分のことを考え、苦い思いにとらわれる。それはときに辛い思い出だけれど、そんな思いこそ、人を成長させるという。彼女らの調査によれば、「こうしなければよかった」と考えられる人ほど、人間的に成長している傾向があるのだという。
 この記事のことを考えている最中に目にしたのが、完ぺきと思える成鳥の鳴き声の中にも小さな震えがあるという、カリフォルニア大学のマイケル・ブレイナード博士による報告だった。この震えは、神経系がよりよい歌を求めて調整しているために出るらしい。考えてみればこれはごく自然なことで、仮に完成した鳴き声の状態で神経系まで固定されてしまうと、環境の変化や周囲の状況に応じて、歌を向上させる道が閉ざされてしまう。よい歌を求めるなら、パーフェクトに固定された状態なんてありえない。そのときどきで変化してこその、美声だ。
 理想の自分なんてありえないし、到達したと思えばまた新しく求めるのが、生命の真理。それには失敗はつきものだし、誤りから逃げてはいけない。このコラムの連載を始めて十年、ぼくは何をつかみ、何を失ってきたのか。十年前は毎日更新していたのが、最近は数ヶ月に一度になっている。それは成熟ゆえではなく、むしろ逃げているのではないか。そんなことを考えて、一年が過ぎた。
 先に紹介したキング博士はこう言っているそうだ。「幸福は、過去を忘れることにではなく、あなたの過去の上に、人生を築くところに生まれるものだ」と。

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