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ちょっと知的な雑学&トリビア

渋滞の数理モデルを実証

2008年3月13日 【雑学なメモ
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Traffic jams without bottlenecks?experimental evidence for the physical mechanism of the formation of a jam
Finally, a jam cluster appears and propagates backward like a solitary wave with the same speed as that of a jam cluster on a highway.

大学の敷地内に1周約230メートルの円を描き、これを車線にして乗用車を時速30キロで走らせたって。理論的にはこのとき渋滞がおきないのは20台まで。で、22台で走らせると、実際にモデルの予測どおり渋滞になった。
コラムでは過去に「アリと渋滞と」でとりあげています。その後、『渋滞学』ってでてきました。
asahi.comの記事」がわかりやすいです。「車の密度が一定値を超えると、ちょっとした速度変化が後の車に次々に伝搬し、渋滞を起こす。ある温度以下になると水が一斉に氷に変わる現象と同じだ」という説明がおもしろいですね。

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 竹内久美子サンは、利己的な遺伝子の見方から、生物行動のユニークな解説書を書いてきた人(たとえば「茶髪か黒髪か」を書いた時に紹介した、『BC!な話』など)。
 その竹内サンが「透視は、あっても不思議はない」と言い切っている。
 こういうことだ。
 1909(明治42)年、東京帝大の助教授、福来友吉は、人体内部を透視し、医師の診断の手伝いをしていた御船千鶴子の存在を知る。彼はさっそくいくつかの実験を行い、千鶴子の透視が本物であると確信する。
 そこで彼は、熊本にいた千鶴子を東京まで呼び、当代随一の学者たちの前で実験する。しかしこのとき、神経質な千鶴子を思いやって、お守り用の鉛菅(実験で透視する文書などを封印するときに利用する鉛菅と同じもの)を渡したことが誤解を生み、実験対象の鉛菅の中身を透視する際に混乱が生じた(実際には透視そのものは成功)。その結果、新聞などが千鶴子をバッシング。心労の重なった彼女は自殺してしまう。
 彼女は、同じ学者たちの前で後日実験を成功させ、それが透視であると誰もが認めたのだが、千鶴子バッシングの風潮と、近代化に「迷信」は不要とする世の流れには逆らえず、学者の多くは保身に走り、福来も大学を辞めさせられる(詳しくは『透視も念写も事実である』)。
 こうして、日本の超能力研究は葬り去られた。
 もしもこのとき、学者らが正面からこの問題に取り組み、その伝統が今に続いていれば、ぼくたちの科学観はもっと豊かになっていたのではなかったか。そんな思いがぬぐえない。
 気、東洋医学などの伝統を持つ日本は、あるいはまったく違った科学を育て、地球環境に対する立場でも、独特の貢献ができていたかもしれない。
 犬の目を見て「仲良くしよう」と念じると、犬は喜んで尻尾を振る。しかしそれは言葉を介しないコミュニケーションであって、本来的なテレパシーではない。
 ミツバチには紫外線が見える。でもこれは視覚の特徴であって透視ではない。
 犬も、ミツバチも、もし「迷信」と考えてしまったら、彼らのコミュニケーション能力や視覚を科学することはなかったかもしれない。
 本書の副題は、あるいはそんな思いでつけられたか。「変な学術研究 1―光るウサギ、火星人のおなら、叫ぶ冷蔵庫」でとりあげたときと同じ換喩だが、透視そのものは、本書の代表的なトピックではない。
 むしろ本書には、生物学的に、竹内サン的に、もっともっとおもしろい話が並んでいる(読者からの質問に答える雑誌連載を採録したものだ)。
 おとなしい人が突然暴力をふるうのはなぜか。人間とゴリラの間に子どもは生まれるか。子どもが少なくなるとおっぱいの数も少なくなるのか。耳の形と性格に関係はあるのか。花弁の数と指の数に進化上の相似はあるのか。
 などなど、50以上。
 
 どうでもいいと、見過ごしてしまうこともできる。しかしそのときあなたは、これだけ豊かでおもしろい生物学への扉を、くぐることが無いまま終わってしまう。
 副題は、あるいはそのことを暗示しているのかもしれない。

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The Difference in Eating Habits between Men and Women
Shiferaw and her colleagues found that men were significantly more likely to eat meat and poultry products especially duck, veal, and ham. They were also more likely to eat certain shellfish such as shrimp and oysters.
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