ざつがく・どっと・こむ
ちょっと知的な雑学&トリビア

ラッキーナンバー

2001年10月17日 【コラム
Share...Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

 昨日「777」をとりあげ、そもそもなぜラッキーナンバーが7なのだ、と気になった。フランクリン・ローズベルトは金に対するドルの上げ幅を決めるとき、7の3倍でラッキーナンバーだからということで21セントに決めたという話もある。
 ローズベルトは数字の神秘にこだわった人のようで、出席者が13人の会議では重要な内容の場合でも秘書を加えたという話が伝わっている。最後の晩餐の人数と同じというのは避けたかったのだろう。そのアメリカが独立時13州から始まったというのは皮肉かもしれないけれど。
 さて、ラッキーセブンという考え方は1930年代、大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツがしばしば7回に逆転劇を演じたことからと平凡社の世界大百科にある。
 とはいえ、それももともと7が聖数として認識されてきたからこそ。こちらはかつて地球のまわりを回っていると信じられていた5惑星に太陽と月を加えた7という数字、さらには月の満ち欠けの周期を四区分すれば一区分が7日になるという区切りのよさが背景にあった。それが聖書のなかに取り込まれ、聖数として広まる。
 7に限らずもともと奇数は好まれる性質があるようで、中国の陰陽思想でも奇数は陽数として好まれ、その影響からか日本でも七五三など行事になっている。ピタゴラス学派もニ分割して神である「1」の残らない偶数を空虚な数とみなしたという。ユングのように奇数は計算がめんどうだから崇拝される、と理由づける論もある。
 もちろん、一方で北アメリカのインディアンのように四方につながる4を神秘の数ととらえたり、西洋でも四元素の意味で4に超自然的な力を求めたりする考え方もある。
 聖数、忌数については調べ始めるとどんどん奥が深くなってしまう。コンピュータに扱わせると単なるビットかもしれない、そこに神秘を見出すのが人間の力だなあ、なんて感動しつつ、調べを進めた。

Share...Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

8 comments to...
“ラッキーナンバー”
Avatar
小橋昭彦

数字を調べている途中、暦関連でひっかかった「美星町 星のデータベース」に感動。書籍では「数の民族誌?世界の数・日本の数」などを参考にしました。


Avatar
屋形 彰男

ラッキーナンバーの日本版八、七、五、三について、上海と台北のメル友に尋ねてみました。
日本では四は「死」を連想するので忌数としてホテル、旅館などの部屋番号で三から五へスキップさせたりしますが、上海、台北とも四はその発音が「死」や「不幸」に近いため嫌われるそうです。
上海、台北のいずれでも最も縁起の良い数は八だそうです。発音の「baa」が幸せを意味する「faa」に近いからだそうです。
また六が順調平和を意味する発音に近いので好まれ、とくに台北では結婚祝いには赤い封筒に紙幣6枚を入れて渡すのだそうです。
日本では九は「苦」をイメージするので嫌われますが、上海では高揚を意味する「kao」と発音することから縁起の良い数だそうです。
同じ上海からのレスによれば連番で168と108が幸運を呼ぶ数として皆が欲しがる番号だそうです。
話は米国にジャンプしますが、ビルの12階の上は14階というビルが多いそうです。日本では4階をとばす程徹底していませんね。


Avatar
栗原悦子

子供の頃(福岡県久留米市在住)、果物やお菓子などを近所におすそ分けする時に、母がいつも5個、7個など奇数にして持って行ってた記憶があります。「8」も末広がりで日本では大変好まれる数字ですね。私は18日生まれで、学校の席次をはじめ色んな時に「8」に縁があったように思います。これまで大過なく来ましたので私のラッキーナンバーは「8」だと思って(思い込んで?)います。夫はイスラム教徒ですが、やはり「13」を嫌います。


Avatar
nekomo

日本でも「7」ってラッキーナンバーでしたっけ?
確か7は未完成の不安定な数、とかって言われていた
ように記憶してるんですが。
「8」は安定数で縁起のいい数とされてますよね。7
はその一歩手前だからと
いったところでしょうか? この辺の思想っててっきり
陰陽思想の影響かと思って
ましたが違うんですね。どこからきた思想なのかな
あ。うーん、興味深い。


Avatar
中井

前にも雑学であったような気がしますが、人間が1単
位として暗記できる最大の桁数ってのが7でしたよ
ね。8桁になると4桁を2単位で暗記するから難しいん
だそうです。脳の構造から7ってのは非常に覚えやすい
データ量らしいので、俳句なども7文字が1単位になっ
てるのはそのせいだとか。
いつぞやアメリカの大学生が円周率を何万桁まで暗記
して世界記録を作った時も7桁単位のブロックをさらに
7つ集めてその塊をさらに7つ集めて暗記していったら
しいですね。
 たぶん、人間の脳がある種の7ビットコンピュータな
んじゃないでしょうか。だから8という数字にはなにか
と超越的な役割がふられるのでは?


Avatar
栗原悦子

確かに8桁より7桁の方が覚えやすいですよね。たった一つしか違わないのに、不思議です。普段は意識していないのですが、今日は勉強になりました。中井さん有難う。


Avatar
Sugar

 聖数、鬼数。
ビーストナンバーとかも有りましたよね。
 旧約聖書では天地創造に六日かけて、一日休みで
月曜日を頭に持ってくるカレンダーもあるとか。
 重陽の節句という日もありますね。
 五行説(この字で良かったのかな?)では、奇数が陽で偶数が陰でしたよね!
 はみだしが有ったほうが、楽しいと思いますけど。 


Avatar
栗原悦子

私の主人の国(イラン)では、金曜日が休みでカレンダーは土曜日から始まります(右から左)。それも3月22日(元旦)からスタートです。ベルシャ語は蚯蚓が這ったような、速記のような文字なので、私はさっぱり解りませんが・・・!? また私は以前、日ソ合弁会社に長年勤務し、ロシア人の秘書をしていましたが、カレンダーは月曜から始まってました(左から右)。参考まで。




required



required - won't be displayed


Your Comment:

 メールマガジンは今回がちょうど777号目。これって、パチンコファンにとって嬉しい数字なのではないだろうか。そんなわけで、テーマはパチンコに決めた。 もっとも、ぼく自身はパチンコをしない。そもそも777が嬉しいのはなぜなのか。調べてみると、なんでも現在市場にもっとも多く出ている「セブン機」というのがあるそうで、あるところに玉が入ると台中央のデジタル表示が動き始める、で、一定の図柄、多くの場合は「777」になるとその下のアタッカーが開いてたくさんの玉が出ると、こういうわけだとか。 出る玉の数は規制されていて、現在はアタッカーの開放時間は最長30秒、最大16回で、最高2400個まで。ちなみにアタッカーというのは、昔ながらの表現でいえばチューリップのこと。 パチンコ店の第一号は1930年、愛知県で営業許可がおりたのが最初という。もともとは子どものゲームとして人気を得た。それが大人の遊びとして広がりだすのは、1949年に正村竹一が作った「正村ゲージ」がきっかけ。ランダムに打たれた釘、玉の動きを不規則にするところどころの風車、入賞すると15個の玉が出るという射幸性。いまの礎になる改革がこのとき行われたのだ。 ちなみに日本でのパチンコ参加人数は、1995年に2800万人だったのが5年間で1800万人へと1000万人も減っている。規制等で射幸性が薄まったのが理由らしい。 遊技機の台数は全国で約3500万台。40人弱に1台ある計算だ。そこで、都道府県別に1台あたりの人口を調べてみた。東京で1台あたり90人強と台数が少ないのはわかる気もするけれど、福井県は8人に1台と極端に台数が多い。続くのは11人に1台の茨城県、17人に1台の石川県。これらの県ではやはりパチンコをする機会が多いのでしょうか、さて。

前の記事

 あいかわらず数字にこだわっている。ラッキーセブンはいいとして、日本での聖数といえば八。末広がりだからというのは漢字伝来以後の理屈であり、八百万神(ヤオヨロヅノカミ)やヤマタノオロチにみられるように、それ以前から神話などに登場している。八には多いという意味があったから、極限の数への尊重の思いがあったということだろう。 そういえば「一か八か」という言葉があったと思いだす。一は丁、八は半の字の上半分を取ったもので、丁半賭博からの言葉という。ついでに「ピンからキリ」にふみこむ。ピンはポルトガル語のpintaといい、サイコロの一の数。キリの方は「限り」の意味の「キリ」らしい。相撲で余興として演じられる「しょっきり(初っ切)」などと同じ用法だ。 で、初めから最後まで数える、その数え方も世界にはいろいろあって、ぼく自身は習ったことがないけれど、ドイツ語では21を1と20というそうで、1の位と10の位が逆転している。英語は20と1だけれど、シェイクスピアはone and twentyという表現も利用している。英国本土はその昔ゲルマン系の民族が入ってきたわけで、その名残というわけだ。ちなみにtwenty oneという順序になったのは、11世紀以後フランス語が公用語になった300年間のこととも推測されている。 21。数え方はともかく、この数字には甘美な響きがある。サミュエル・ジョンソンの詩「One-and-Twenty」にいわく、「風のように激しく、羽のようにかろやかに」。21歳。あのころに、いまと同じだけの探究心があればと、今にして思う。

次の記事