ざつがく・どっと・こむ
ちょっと知的な雑学&トリビア

げっぷとおなら

2001年8月28日 【コラム
Share...Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

 俗な話題をとタイトルから思われたかもしれないけれど、地球を守る話なのである。
 げっぷとおならといっても、家畜のそれ。家畜が出すげっぷやおならが原因のメタンガスによる温室効果が、あんがい無視できないのだ。畜産大国ニュージーランドを例にとれば、人口380万人のところ、羊4600万頭、牛900万頭。同国で排出される温室効果ガスはメタンガスが44%を占め、そのかなりの部分を羊や牛などの反すう動物が出すげっぷやおならが占めているという。
 ニュージーランドでは家畜のげっぷ、おなら対策を進めており、消化器内でメタンを作るバクテリアを抑制したり、消化されるときメタン生成の少ない牧草を開発したりしているという。
 もっとも、全世界に占めるニュージーランドが排出している温室効果ガスの構成比はほんのわずか。メタンは水田からも出ているから、ニュージーランドの家畜をいうなら、日本もひとごとではない。
 家畜にしろ、水田にしろ、もともとは人間が自分自身の必要で飼ったり耕したりしてきたもの。いまさらげっぷをするなといわれる家畜も、とんだ災難ではある。
 ひとあし早い稲刈りを終え、田を見回す。有機ゆえその水田は家畜にもお世話になっていたわけで。緑の山々に囲まれた里を見回しつつ、なんだか複雑な気持ちになるのでした。

Share...Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

5 comments to...
“げっぷとおなら”
Avatar
小橋昭彦

環境問題については、「環境goo」「EICネット」あたりからサイトを巡ってみましょうか。


Avatar
ジュモン

 毎夜の酒酔い人がふりまくげっぷはどうなんでしょ
う?

 新宿、新橋、、、かなりの量に思われます。


Avatar
ながさわ

家畜のげっぷって、以前電波少年(進め!だった頃)に松村が家畜のげっぷを口移しで吸うことにチャレンジしてたような……。


Avatar
hosanam

 ながさわさん、ウノちゃんとカケイさんのTVコマーシャルを連想する私はテレビの見過ぎでしょうか?


Avatar
角田 幸彦

毎回楽しみにしています。
夕食時には子供たちへの話題にします。
おっと・・・今回の

 ゲップ&おなら

はちとまずいかも。




required



required - won't be displayed


Your Comment:

 お盆、ふるさとに帰る。仏壇の前、ご先祖さまにご詠歌を唱えるのが昔からのならわし。オンチでカラオケ嫌いなぼくも、こればかりは木魚や鉦(かね)をたたきつつ、声をあわせる。 ふるさとのご詠歌には西国三十三所がうたわれている。修学旅行などで記憶に残る人が多いだろう、京都の清水寺もそのひとつ。三カ所ある番外も含めれば、大阪や兵庫、奈良、京都、滋賀、岐阜など七府県に三十六カ所の札所がある。これらの観音様を巡礼するのが、いわゆるお遍路さんだ。 もっとも、一般にお遍路さんといえば、四国の八十八カ所霊場めぐりが有名。こちらは815年に弘法大師(空海)が開設したとされている。西国三十三所は718年に長谷寺の徳道上人が決めたとも伝わるので、発祥は西国のほうが古いらしい。 琵琶湖に遊んだついでに、石山寺を訪れた。西国三十三所のひとつだ。起伏にとんだ境内、この春訪れた、やはり三十三所のひとつ三井寺に通じるたたずまい。 そういえば大津市は、京都市、宇治市とともに古都京都の文化財として世界遺産に登録されてもいる。遺産といっても、遺跡じゃない。今も生きて、これからも受け継がれていくそれとしての遺産。 ご詠歌をあげる親を見て、三歳の息子もポクポクと不器用ながらも木魚を鳴らしている。祖父や祖母がそれを見て笑う。ふと、自分が幼い頃の風景がそれに重なる。似たような光景が、お盆ごとに繰り返されるのだろう。百年前も、百年後も。

前の記事

 山を上へ下へ行く「峠」。雨が下に落ちる「雫(しずく)」。神様に供える「榊(さかき)」。よくできた漢字だと思っていたら、これらは日本でその意味から作り出された和製の漢字、つまりは国字だという。 中国にない事物を表すときや、漢字で表現しにくい概念を表すとき、記述が冗長になることを避けるため、新しく漢字が作られてきた。それが国字だ。新井白石が『同文通考』で取り上げたのが81字なのに対し、在野研究家の大原望さんがデータベース化している国字は2700字。これまで知られてきた以上に、多くの国字が考案されてきたらしい。 一般に国字は訓読みだけで音読みがないとされているが、「腺」や「鋲」は訓読みだけだし、「働」には音読みも訓読みもあるので、かならずしもそうと限らない。 また、たとえば明治時代に人力車を指すものとして用いられた「俥」のように、一般に国字と思われていながら、じつは中国生まれの漢字というケースもある。たしかに人力車の意味で使うのは日本だけだけれど、13世紀頃、中国の将棋の駒を表すのにすでに用いられていたのだとか。 国字は、樫(かし)など草木に関するものや、鰯(いわし)、鱈(たら)など魚にまつわるものにも多い。鱈の字は中国に「輸出」されてもいる。昔の人は、身のまわりの自然を漢字で表そうと工夫を重ねたのだろう。 新しいところでは粁(キロメートル)や瓲(トン)など単位を表すものも知られている。もっとも最近では、パソコンで表記できる文字が限られていることもあって、新しい文字を作ろうという工夫もあまり見かけなくなった。ま、顔文字なんてのは新しい国字かもしれないけれどもね(^_^)。

次の記事