珠玉のような作品が書けたら、なんてかなわぬ思いを抱きつつ、ほんとうの珠玉といえばやはり真珠かと文字から連想している。
貝があのように美しいものを生み出すなんて神秘的だが、世界大百科をひもとくと「貝殻を作るのと同じしくみ」と記述があり、なんだか納得した。真珠は内側から殻皮層、稜柱層、真珠層よりなっており、これは貝殻と逆の順序なわけだ。なるほど、そういえば貝の内側は美しいし、黒真珠が採れるクロチョウ貝を開いた写真を見ると、黒い光沢を放っていたりもするのだった。
天然真珠を生成する貝はおよそ1000種類あるという。古代エジプトではすでに装飾品として利用されており、真珠を飲み干したというクレオパトラの逸話が有名だが、中世ヨーロッパでは医薬としても利用されている。中国でも漢方の材料として知られ、楊貴妃が口にしていたと伝わる。炭酸カルシウムが成分なので、からだに良いというのも、あながちはずれているわけでもない。
日本では1890年代に御木本幸吉がはじめて養殖に成功している。そういえば修学旅行で訪れた三重県に記念島があった。旅行前の学習で真珠のことも調べたっけ。今ではすっかり忘れている。真珠のオンラインショップを開いていたPさん、退院されたと連絡もらったけど、その後いかがだろう。
真珠について書こうとするうち、文章はあちらへこちらへ飛び、珠玉からどんどん離れていく気がする。珠も玉も「たま」とよむ。すなわち「魂(たま)」。心をこめて書き連ねていれば、いつかは珠玉に出会える日もあるだろう。何も文章に限った話ではないが。
真珠について。「真珠の歴史」「パールシティ神戸協議会」「真珠の『ものがたり』」「ミキモト真珠島」「The Pearl Site」などをご参照ください。
こんにちは。はじめて、コメントします。
鹿児島のぎーといいます。今こっそりと今日のメルマガを読んでいます。仕事中なのです。
最後の言葉は、心にしみました。
真珠は、今日偶然にもネックレスして、つけてます。
かなりタイムリーでした。
いつも、楽しめる内容、興味をひく内容のメルマガありがとうございます。楽しみにしています。
では、また。失礼します。
これからも、私の一日の中の「やすらぎのひと時」を届けて下さい。
「珠玉」と対になる語に「白玉」があります。
珠玉は音読みですが、白玉は訓読みもします。
そう、あの白玉団子の「しらたま」です。
どちらも中国で古代から珍重されている半貴石の「玉」(ぎょく)の1種です。
真珠はイメージとしては珠玉より白玉に近いでしょうね。
「白玉」とくると、次に続くのは「の傷」、
すばらしいものは傷つきやすいのです。
しかし、これはあら探しをしがちな人間の性の表れととれないでしょうか?
美女の「玉のような肌」にも「白玉の傷」。
果たして花の命は短いのか、
欠点ばかり見つけたがる皮肉な視線なのか・・・?
今年は秋からパールネックレスが流行しています。
といっても、フェイクですが、
お値段が手ごろなのによく出来ています。
お店ではよく見かけますが、まだ街には少ないみたい。
私も1m50くらいある長いものを1本買って
いろいろな使い方をしています。