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ちょっと知的な雑学&トリビア

つい顔に見えてしまう

2006年11月07日 【雑学なメモ
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1976年7月25日に探査機バイキング1号が撮影した画像の中から、人間の目、鼻や口に似た形が刻まれている地形が発見された。

で、マーズ・エクスプレスが7月に今年撮影した結果、丘のような地形が削り取られた結果によるものということで最終決着。自然にできたものだった。
人面魚などでもそうだけど、ヒトには何かをつい人間の顔に見てしまう認知上のクセがあるんだよね。

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 クジラの年齢は耳垢で知ることができる。何年か前に書いたけれど、覚えていらっしゃるだろうか。暖かい海と寒い海を回遊するため、1年ごとに耳垢に明暗の成長層ができるのだ。樹木と同じく、動物にも夏と冬でこうした成長層ができ、年齢推定に利用されている。ウシなら角、アワビなら貝殻、クマなら歯、魚ならうろこや耳石。
 では、組織の年齢はどうすればわかるだろう。たとえばあなたの腕は何歳か。腸は。脳は。動物実験なら細胞に標識をつけて追跡するそうだが、有害なので人間には利用できない。でも、ひとつ方法がある。北朝鮮が核実験を行ったというニュースを耳にして、そんな話を思い出し、自分の身体を(その細胞を)じっと見つめた。
 おおむね25歳以上の人なら、たいてい細胞の中に炭素14が含まれている。放射性といって、一定の速度で自然に分解する特性があるため、遺物の年代測定などで利用されている物質だ。それがぼくたちに含まれている理由が、核実験なのだ。広島で第1回原水爆禁止大会が開かれた1955年当時、大気圏内での核実験が盛んに行われていた。大量の炭素14が放出されて地球全体に拡散し、植物に取り込まれ、その植物を動物が食べ、そうした動植物を人間が食べる。こうして人間の細胞に炭素14が取り込まれた。
 人体組織各部の炭素14を分析し、大気中の炭素14と比較する。すると、組織の年齢が分かる。たとえば30代半ばの人でも、その腸や骨格筋の細胞は10代半ばと若い。ただ、脳の皮質部は生まれたときに形成されたまま変わらなかったという。
 この手法で年齢を求められるのは、おおむね1980年代までに生まれた人。それ以降の世代で細胞内の炭素14が減っているのは、もちろん喜ぶべきこと。細胞年齢は測りづらくなっても、ずっとそうあってほしいと、もう若いといえない「脳年齢」の頭で、強く願っている。

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