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ちょっと知的な雑学&トリビア

男性は競争を、女性は協力を好む

2005年11月07日 【雑学なメモ
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Do Women Shy Away from Competition, Even When They Can Win?
Among her findings:
・Twice as many men as women are likely to select a tournament setting rather than a non-competitive setting.
・If participants are told only their raw score and not their relative ranking, “men are significantly more overconfident about their relative ranking.”
・Women may be more risk-averse than men and more averse to receiving feedback on relative performance.
論文は下記からダウンロード可。
http://www.stanford.edu/~niederle/

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Gender and Communication Styles on the World Wide Web
Certain human communication traits have historically been identified as gender-specific. The purpose of this paper is to collect and compare the most widely-indexed, gender-specific World Wide Web sites from five given interest areas, and to then determine which, if any, traditionally gender-based communication patterns were present within […]

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 前回「ご褒美を前提に食べさせても意味がない」と書いて、これっていわゆる認知的評価理論だと、あとになって気づいた。ある生理的反応に「嬉しい」とか「悲しい」というラベルをつけるのが感情だという理論。
 これはけっこう便利な理論で、たとえばロボットに「心」を持たせようとすれば、心とは何と哲学的に考えなくてすむ。強い衝撃を受けたときに目から水を流すようにすればいい。するとそれを見た人が「痛がって泣いている、このロボットは心を持っている」と誤解してくれる。
 誤解と書いたけれど、これはごく普通に行われていること。心理学実験に、被験者に興奮作用のあるアドレナリンを注射して、周囲のサクラに怒らせたり喜ばせたりしたものがある。すると、周囲が怒っていると「自分も怒ってどきどきしている」と考え、逆に喜んでいると「嬉しくてどきどきしている」と考える傾向があると報告されている。自分はどきどきしているという認知を、周囲の環境と結びつけて理由づけるのだ。
 さて、人が何かに対して動機づけられる要因は、主として外発的なものと内発的なものに分類される。「ご褒美をあげるから」というのは典型的な外発的要因。一方、それそのものが楽しいというのが内発的要因だ。さいきんでは、外発的要因を高めると、内発的要因が低下するといった報告がなされている。ここに、認知的評価理論が関係する。つまり、ご褒美があることで、味覚の喜びをご褒美のためとラベリングしてしまう。それが食事の楽しみという内発性を下げるのだと。
 こうした知見は企業でもそのまま、成果報酬と仕事のやりがいの関係にあてはまるから、やっかいだ。まだ議論の続くところだけれど、少なくとも子どもを前には、ご褒美を前提としない努力をしている。そして気づいたのは、ご褒美を前提としないためには、対象自体の魅力を伝えなくてはならないということ。それはすなわち、自分の感性を磨くことにほかならなかった。

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