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ちょっと知的な雑学&トリビア

みんな親戚?

2004年9月30日 【雑学なメモ
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進化 : 血のつながりは運命しだい
D L T Rohdeたちが今回報告したところによれば実際はそうではないらしい。彼らが地理的に現実味をもたせたシミュレーションをしたところ、わずか2,000?3,000年前に生きていた1人が現在の地球上にいる全人類の祖先だったという結果になった。そして、そのさらに2,000?3,000年前になれば、当時の世界の誰もが、現在生きている人々全員の祖先か、あるいは誰の祖先でもないかのどちらかになるのだという。

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 稲刈りの終わった田にスズメがいる。はじめのスズメが仲間を呼んだのか、群れはいつしか増えている。思いやりの基本のようだけれど、行動生態学者マーク・エルガーによると、もう少し複雑なようだ。というのも、彼らが仲間を呼ぶ理由は、集団の中だと捕食動物に自分が見つかる可能性が減るからという。餌が少ないと自分の分け前を減らすほどのメリットがないから、餌の豊富なところでなければスズメは仲間を呼ばない。 動物が協力行動をとる理由は、大きく分けて四種類という。ひとつは血縁関係があるとき。二つめはお互いにメリットのある互恵的な取引関係。三つ目は利己的な行動の結果。そして四つ目はグループとしての生き残りのため。スズメのケースは三つ目の利己的なチームワークにあてはまる。 ドラマチックなのは四つ目の、集団の生き残りのために自己犠牲をいとわないケースだろう。砂漠に住むヒメハキリアリは、ただ一匹が巣から危険な地上に出て、仲間のために食物を調達する。ただし進化の視点からは、仮にこの一匹がいなければ集団は全滅するわけで、そういう習性を持ったからこの種が生き残れたというだけのこと。仲間の未来のために自己を捧げる感動的な決意などとあまりに人間的な解釈は避けたほうがいい。 ちなみに集団のために自己を犠牲にするということは、仲間とそうでないグループを区別するということでもある。これは人間でも見られる特徴で、報酬なり罰金を分配する実験をすると、被験者は自分と同じグループの人を優遇する。たとえそのグループが、壁に一瞬映された点の数がいくつあるかを答える簡単な実験で分けられたものであってもだ。 動物行動を過度に心理的に解釈してはいけないと戒めながらも、事例に目を通していると、やはりそこに人間に通じる部分を見ざるをえない。そのときふと、そうかそれはヒトもまた、進化の過程を経た動物の一種にすぎないからだと気づいて、肩の力が抜けた。

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