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ちょっと知的な雑学&トリビア

カメムシ

2001年1月30日 【コラム
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 先週末の大雪で関東は混乱したそうだけれど、お変わりありませんでしょうか。ふるさとではカメムシが大量発生する年は大雪になる、という言い伝えがあり、5年ばかり前の豪雪の年は、確かにカメムシの多い秋でした。今年の関東はどうだったでしょう。
 カメムシは、名前のとおり亀に似ているところからついた名称。もっとも体型はさまざまあり、必ずしも亀に似たものばかりではない。世界には2500種以上、日本だけでも約90種が分布する。なかにはニシキキンカメムシのように彩り鮮やかなものも。
 外敵に襲われたときに出す臭気が独特で、幼い頃は「へっこきむし」と呼んでいたものだ。カメムシは集団を形成するが、あの臭気をかぐと、外敵だけではなく仲間まで一目散に退散したりもする。つまりは仲間に対する警報ともなっているわけ(日経12月27日)。ちなみに外敵として知られるのは、テントウムシの幼虫など。あのにおいは、尻からではなくなか足とうしろ足の間の開口部から出る。
 カメムシは古語で「ホウ」と呼んでいた。ここからついた植物名がホオズキ。カメムシがつく植物、ということだ。
 カメムシとテントウムシ。カメムシと口に入れて鳴らすホオズキ。へっこきも、意外なところで意外なものにつながっている。

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18 comments to...
“カメムシ”
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小橋

カメムシについては、「ウルトラ害虫大百科」「悪臭で身を守る昆虫 カメムシ」などをどうぞ。「ニシキキンカメムシ」はこちら。


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三浦

いつも楽しみにしています。
本日(1/30)の話題「カメムシ」のなかで
『カメムシは古語で「ホウ」と呼んでいた。』という
お話がありましたので、初めてですがコメントします。
私の出身地(島根県・西部)では『ホウムシ』と呼んで
いました。この呼び名の理由がやっと解りました。
きっと各地でいろんな呼び方があるのでしょうね。


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ユウスケ

大雪の日にカメムシが大量発生するのは、
初めて知りました。
毎日いい勉強させてもらっています。
ぼくもこれからSOHOを少しずつ勉強していきたいです。
今からずっとメルマガ打ち続けてください。


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なりてん

>ふるさとではカメムシが大量発生する年は大雪になる、という言い伝えがあり
 私の田舎(舞鶴)でも、母が同じことを言っていました。
 小橋さんのふるさとと近いのであたりまえかもしれませんが・・・
 真偽はともかくとして、この言い伝え、結構広い地域で伝わってるんでしょうかね?
 みなさんも他に、『0だと、雪が多い』って言い伝え知りませんか?


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カメムシですが、こっち(山形県最上地方)で去年、大発生しました。
家ではほとんど見ませんでしたが。
聞いたはなしによると、本棚の隙間にびっしりいたそうです。
なんでも、カメムシ対策本部ができたほど。
ホントに大変だったそうです。


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そぼろ

「0だと雪が多い」という話ですが、
ミノムシが多い年は雪がよく振る、という言葉も
あります。数日前の新聞に載ってました。


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ぷにお

カメムシ大発生だと大雪、というのは、私の実家信州諏訪地域でも言われているようです。

これで京都から長野までの関西→中部地域まではこの説が広がっているって言えるのかも。


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小橋

石川県の方からも、メールでカメムシが大量発生すると大雪にという言い伝えがあるといただきました。実際、今年は大発生していたそうです。


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大谷

カメムシの名前は、亀に似ているから、との記述にちょっとびっくりしました。僕は甕ににているから、カメムシというものとばっかり思っていました。
思い込みとは怖いですね。


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清龍

「大雪の日にカメムシが大量発生」というのは、ひょっとしたらカメムシが白いものを好むからではないでしょうか。というのは、私の地域でもカメムシの大量発生に悩まされていますが、特に洗濯物の白いものに多く付いて来るからです。
さて、カメムシ退治ですが、私の経験から言うと「カメムシキンチョール」をしても、ほとんど効果がありませんでした。何か、よい手立てをご存知の方、お教え下さい。


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ゆきさく

はじめまして。いつも楽しく読ませてもらっています。
今千葉県に住んでいるのですが、確かに今年はカメムシが異様なくらい大量発生していました。こちらに住んで3年目ですが、初めてでした。そしてこの大雪。なるほどなあって感心しました。
ちなみに関係無いですが、上の方でコメントされていた方と同じ舞鶴出身です。こういうところでも不思議な縁を感じたりして。でもこの言い伝えは知りませんでした。


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toyo

「カメムシが大量発生する年は大雪になる、という言い伝えがあり」この言い伝え当たっています。
毎年、家族でキャンプに行くのですが、昨年の秋いつも行くキャンプ場のトイレに大量のカメムシが壁一面に張り付いて気味悪い思いをしました。
ここ数年ではじめての経験でした。


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beholder

いつも楽しみに読ませていただいてます
実は私、カメムシを喰った事があります。
一昨年の夏に帰省した際、縁日で買った焼きそばに
紛れ込んでいたヤツを一気に掻っ込んでしまいました。
その晩は自分が発する臭いで何度も目を覚まし、眠れませんでした。
明け方、徐々に消えてゆく臭いがホオズキっぽかった事。
「やっぱり関係があったんだ!!」と、狂熱の独り合点をしています。
カメムシの呪いが解けた気分です、ありがとう。


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のり

自分は渋谷区のマンションに住んでいますが、今までは見た事も無かったのに、今年カメムシを2度見ました。「こんな都会にも、カメムシがいるんだ。」などと呑気に感動していたら、大雪になりました・・・。


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につき

私は毎年、秋に東北の温泉周りをしています。秘境の宿のみたいな所に泊まるので、カメムシはついてまわりますね。土地によりサイズとか色とか、車高の(?)高いのとか低いのとか実に様々で、宿の人と「当地のカメムシについて」しばし話がはずみます。

さて、対策についてです。
温泉宿には必ずガムテープが置いてあり、くっつけて捨てるのですが、きちんと周囲をふさがないとヤツらはちょ、ちょいと出てきてしまいます(一晩で最高記録80匹くらいとったことがあります)。
やたらと防虫剤を下げている宿もありました。人間の方が死んでしまいそうだったので、宿の人には申し訳ないけど押入れの奥底にしまってしのぎました。

私がもっともオススメしたいのは「防虫スプレー」です。肌に直接吹きかけるタイプのをヤツにしゅっとやると、結構コロっといきますよ(酔ったようになっています。死んではいないと思われます)。
大量発生の時には無理だと思いますが、キャンプとかなら間に合うと思います。お試しください。


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ちひろ

カメムシ、今年は私の通っている学校で大発生でした。
なるほど、そんな年には大雪が降るものなのですね。
夏が暑い年には大雪が降るとも言いますが何か関係があるのでしょうか?

ところでカメムシの呼び名ですが、私の住んでいるところでは「わくさ」とも呼ばれています。
なんでもあの匂いをかいだ時に「わ、臭っ!」と言うからなんだそうです。
嘘のようですが、実際友達には「わくさ」が正式名称だと思ってる人もいました。
やはり土地によっても呼び方って変わってくるものなのですね。


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あいあん

 「へっこきむし」で検索し、やってきました。
 思わぬところで勉強できました。ありがとうございます(^-^)。


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changsuk

地球温暖化対策活動の過程で聞いたことについて
温暖化のためにカメムシが北限点を更新中。
天敵はテントウムシ
とのことですが、これについての文献があれば知りたいものです




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 トラ、と自分のことを言うからお父さんはと聞くと、ヘビ、ともうすぐ3歳の息子。そう、今年は年男なのである。 それにしても、干支の中でもヘビっていうのは表現しにくい。かわいいと思う人より、好きでない人のほうが多いのではないか。古代から毒蛇を嫌ってきたのが心の底に刻まれているのかもしれない。 一方で、ヘビは神聖なものとして祀られてもいる。屋根裏に住むアオダイショウを家の神としたリ。ネズミを退治してくれることから、ことに農家で重宝されもしたのだろう。 世界でも、ヘビが崇拝の対象やシンボルとして登場しない民族のほうが少ないという。旧約聖書ではヘビは誘惑の悪を表しているが、マタイによる福音書には「蛇のごとくさとくあれ」とあり、その賢さを見習ってもいる。 初夏の夜空を彩るへびつかい座は古代ギリシアで医聖と呼ばれたアスクレピオス。ヘビは何度も脱皮して若返ることから再生と不死身のシンボルとなっており、そこから治療を象徴することになった。ヘビの皮や血、脂肪などは、それ自身薬として重宝されてもきた。 へびつかいといえばインドのそれ。実際に何代も続く蛇使い一族があり、親から子へ受け継がれている(朝日12月23日)。 少年時代、ヘビのしっぽをつかんで振り回していた友人が、今へびを見るとひるんでいる。ヘビへのアンビヴァレント(両義的)な思いは、人類だけではなく、ひとりの中にもある。

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