雑学コラム

小橋 昭彦 2001年4月3日

 抗うつ薬として米国で大ヒットした「プロザック」。世界で2000万人が服用したとも言われるその薬には、セロトニンの働きを助ける作用がある。 セロトニンというのは脳内物質のひとつで、これが減ると片頭痛を起こしたり、攻撃的に […]

小橋 昭彦 2001年4月2日

 編集ソフトの説明にはカラムの調整なんて表現がされているから気づかなかったけれど、そう、縦列を意味するカラムと、この小文のようなものを指すコラムは、もともと同じcolumnだ。 コラムの歴史は古く、1751年に英国の新聞 […]

小橋 昭彦 2001年3月30日

 グローバル化の進む天気予報の世界。現在では、10の気象衛星、約4000の観測所、約7000隻の船などからの情報が、専用の通信システムを通して毎日配信され、各国で共有されている(朝日3月3日)。気象庁が1日に収集する情報 […]

小橋 昭彦 2001年3月29日

 18世紀フランスの思想家、ジャン・ジャック・ルソー。『社会契約論』などの政治的著作でも、『告白録』などの文学的著作でも知られており、フランス語圏以外では日本でことに人気が高い。 代表作のひとつ『エミール』はどちらの系列 […]

小橋 昭彦 2001年3月28日

 遺伝は何らかの独立した因子で規定されるという概念を確立したのはメンデル。彼の研究は生前ほとんど注目されることはなかった。進化論で知られるダーウィンも同時代の人で、純種同士の受精による繁殖で生まれるのは、完全な融合物では […]

小橋 昭彦 2001年3月27日

 大手メーカーから二足歩行ロボットが発表され、スムーズに歩いたり踊ったりして驚かせてくれたのはつい最近のこと。 ロボットの歩行理論の基礎は、旧ユーゴの研究者、ブコブラトビッチが1980年ごろまでに完成させたと言われている […]

小橋 昭彦 2001年3月26日

 古代世界七不思議のひとつにあげられるギリシア・ロードス島の太陽神ヘリオスの立像は、港の入口に建てられており、灯台の役目も持っていたと言われる。同じく七不思議のひとつに数えられることもあるのが、アレクサンドリアのファロス […]

NEO

小橋 昭彦 2001年3月23日

 いん石の衝突による気候大変動が原因とされる約6500万年前の恐竜絶滅。生物の絶滅はそれだけではなく、2億5000年前にも起こっている。海洋生物の90%、陸上動物の70%が滅んだとされる、史上最大のもの。この原因もいん石 […]

小橋 昭彦 2001年3月22日

 オハイオ州立大のグループが、米科学振興協会の総会で、アフリカ最高峰キリマンジャロの雪が15年後には無くなるという予測を発表した。温暖化の影響によるものだ(朝日2月19日)。同じ影響はチベット高原やペルーのアンデス山脈の […]

小橋 昭彦 2001年3月21日

 混一疆理(こんいつきょうり)歴代国都之図として知られる古地図がある。元末・明初の中国で作られ、朝鮮使節によって編集しなおされたとされる世界地図(日経2月18日)。当時の中央アジアの視点からの世界図だ。 龍谷大学図書館所 […]

小橋 昭彦 2001年3月16日

東京大学の原島博教授の研究室で、平均顔を作成するツールを開発、公開している。いろいろな人の顔写真を準備して実行すれば、それぞれの目や鼻や口といった部位の大きさや位置関係などを数値化し、平均値を算出して「平均顔」が作られる […]

小橋 昭彦 2001年3月16日

 たむらしげるの幻想的なコミック『ファンタスマゴリアデイズ』の一編に、サボテンでできた飛行機が彗星にぶつかる物語がある。ぼろぼろになった飛行機をみて修理できるかと心配する同行者に、サボテンだから自分で治るよ、と言い聞かせ […]