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十年前のビジネスクリップに時代を読む

最大手オンライン書店の意外な一日

(1998年1月8日配信)
■Amazon.Comがちょっと閉鎖
http://www.sjmercury.com/breaking/headline1/038918.htm
技術的な問題でということですが、8時間ばかり閉鎖されると。1日420,000ドル売り上げている会社ですから、結構痛いですよね。

 そう、あのネット最大手の書店が、一時的に閉鎖するという話。技術的な問題の解決のためだったんだけど、今では果たしてそんなことをするだろうか。ちょっと信じられない思いもする。

 当時、日本にまだAmazon.co.jpはなかった。アメリカのAmazon.comも、まだ書籍に音楽部門を加えただけだったはず。ずっと赤字が続いていて、ネットビジネスなんて本当に黒字化する時がくるのかと、まだささやかれ続けていた。

 今、Amazon.comは一日およそ20,000,000ドル売り上げている。このクリップをした当時の約50倍だ(北米のみを対象に概算した)。その後Amazon.comは家電に進出し、おもちゃに進出し、衣服に進出し、さながら総合百貨店の様相。

 それまで洋書といえば、丸善で必死で探し、取り寄せとなると何週間もかかった。そんなぼくにとって、Amazon.comは便利だった。画期的だった。アメリカから届くAmazonの箱が楽しみだった。

 あれはクリスマスのプレゼントだったろうか。ぼくは今でも、当時のAmazon.comから贈られてきた保温型のコーヒーカップを大切に使っている。
 今では米国Amazon.comを利用することは無くなったけれど、カップを手に、これほど便利な時代になっていくんだと感じた当時のときめきを、今でも思い出す。

by 小橋昭彦 : 08年01月11日

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